地域密着の油屋から食の総合企業へ さらなる躍進に向け邁進する老舗企業|山口油屋福太郎
<COMPANY INFORMATION>
(株)山口油屋福太郎
代 表:樋口元信ほか2名
所在地:福岡市南区五十川1-1-1
設 立:1955年1月
資本金:1,000万円
TEL:092-475-7777
URL:https://www.fukutaro.co.jp
業務用食品卸を基幹事業に辛子明太子などの製造販売を手がける(株)山口油屋福太郎は、創業から116年になる福岡を代表する老舗企業だ。明太子に加え、今や博多土産の代表格となった「めんべい」を開発。既成の概念に縛られないユニークな発想力を武器に食の総合企業として、さらなる躍進を狙う。
【目次】
- アイデア精神 あふれる企業風土
明太子の独自製法と、土産定番「めんべい」誕生の背景を軸に社風を描く。 - 天神・博多に続々出店 ファンの拡大を図る
岩田屋店や博多デイトス店の展開、「めんたいフランス」で販路を広げる。 - 夢や目標をもつ人材が 活躍できる職場
商品開発と挑戦の文化、DX活用まで含め多様な挑戦機会を示す。 - 求人情報
アイデア精神
あふれる企業風土
1909年に山口源一氏が旧福岡市新瓦町(現在の博多区祇園町)で社名にある油屋、つまり食用油の製造販売業を起こしたのが(株)山口油屋福太郎の始まりだ。その後、食用油のみならず食材や調味料など業務用食品の卸業として取扱商品を拡大。そこで培ったノウハウを生かし、明太子の製造に着手。独自の調味液の配合比率や「二度漬け製法」などの斬新な製法で他社との差別化を図った辛子明太子の販売を開始した。
このアイデア精神あふれる企業風土からは、2001年にもまた新たな商品が生まれている。明太子とせんべいの味わいを掛け合わせで親しまれる「辛子めんたい風味 めんべい」だ。明太子は原材料となるスケトウダラの好不漁による価格変動があるうえに日持ちしないという難しさがある。その課題を克服し、安定供給できる商品をつくろうということから誕生したのがめんべいだ。現在は業務用食材卸や明太子とともに事業の大きな柱に成長している。
天神・博多に続々出店
ファンの拡大を図る
そして今、同社の新たな主力商品として注目を集めているのが「めんたいフランス」だ。
天神ビッグバンで話題をつくり、直近ではONE FUKUOKA BLDG.」(ワンビル)がオープンしたことでいよいよその動きが活発化している福岡市中央区天神。その発展の一翼を担う岩田屋本店において、同社は25年3月に「めんたいフランス」を中心に据えた「福太郎 岩田屋店」をオープンしている。
「明太子屋がつくるものとパン屋がつくるものでは、力の入れ具合がどちらかに傾いてしまうのでしょうが、我々はその両方に携わっています。ですから絶妙な味わいはもちろんのこと、リーズナブルな価格帯でビジネスマンにも訴求できる。単なる直営店ではなく岩田屋での存在感を示していこうと考えています」。そう語るのは、代表取締役社長・樋口元信氏。「福太郎、パンを焼く。」をテーマに21年に本社めんたい工場内にパン工房を併設。本格的なパン製造を開始したことからパンづくりにも自信があるという。
そしてデイトス。25年6月にリニューアルオープンした「福太郎 博多デイトス店」では、みやげもん市場での明太子販売の促進に力を入れる。「本気の試食処」と銘打つ初の試食コーナーを設けたほか、オリジナルキャラクターグッズを並べるなど、直営店ならではの商品ラインナップで攻勢をかける。
「工場のスタッフをはじめ明太子づくりに関わるスタッフはこう言います。味に自信がある。手に取ってもらえればきっとファンになる。博多デイトス店では博多駅を訪れる幅広い人たちに魅力をアピールしていきます」。
今後の出店に関しては、岩田屋店、博多デイトス店での手応え、インバウンドの動きなどをしっかりと解析し、成功できる展開を考えていくという。
夢や目標をもつ人材が
活躍できる職場
さて、九州大学で農学博士号を取得したという樋口氏。新しい商品の開発には積極的だ。これまでも専門家としての知識が同社の発展に大きく貢献したことはいうまでもないが、面白いことに「めんべい」という商品名とパッケージデザインの考案者は同氏だという。
あの独特のパッケージの色合いは大学での研究発表の際、色付きのOHPフィルムを使うことで印象が変わるという実体験から、ボール紙の使用を思いついたという。「辛子めんたい風味 めんべい」そのものの発案者はおばであり相談役であった故人・山口勝子氏だが、樋口氏はそうした新商品開発の現場に直に関わったのだ。そのとき、山口氏とともに過ごした試行錯誤の日々を振り返り、こう語る。
「仕事に対してとても厳しい人でしたが、同時にとてもユニークな人でした。失敗は失敗ではなく学習。たくさんの失敗を重ねた末に成功があることを教えてもらったし、決してあきらめずに挑戦していくあの精神こそが当社の強さの源泉だと思っています」。入社してすぐに販売が始まった商品だけに思い入れは深い。だからこそめんべいを超えるヒット商品の開発は大きな目標だ。
進行するDXの分野では、新しい人材の活躍の場面がますます重要になってくるという樋口氏。「MENTAIの語尾にあるの文字はAI。我々は最も早くからAIに関わってます」と冗談混じりに話を続ける。「私たちの業態の幅広さはおそらく皆さんの想像を超えます。新しいめんべいをつくってみたい、いやまったく新しい商品を手がけてみたい、そしてデジタルの活用、組織づくりもそう。さまざまな夢や目標をもった人材が活躍できる。そんな可能性をもった職場であることが、山口油屋福太郎の魅力です」。
飲食部門や温泉施設運営まで手がけるなど、100年を超えてなお新たな挑戦を続ける食の総合企業だ。これからの人たちも大いに期待していい。
<求人情報>
(株)山口油屋福太郎
業 種 :小売業
職 種 :販売職、営業職
勤務地 :本社(福岡市)、福太郎直営店(店舗による)
採用担当:経営管理統括部 人事・広報グループ
応募方法:公式HP「採用情報」より
採用ページ:https://job.axol.jp/jn/c/fukutaro/public/top









