<COMPANY INFORMATION>
(株)ワイテック
代 表:行武志郎
所在地:福岡市博多区博多駅南2-2-7
設 立:1994年4月
資本金:1,000万円
TEL:092-292-1516
URL:https://www.y-tech.biz
現在、建設業界ではデジタル化の進展と人手不足の深刻化が同時に進んでいる。持続可能な経営の確立は業界にとって最重要課題の1つとなっている。しかし建設業界におけるDX(デジタルトランスフォーメーション)推進には、この業界特有の課題が立ちはだかっていると、(株)ワイテック代表取締役・行武志郎氏は指摘する。
【目次】
- 変革期における ワイテックの挑戦
地盤分野を軸に事業領域を拡大し、DXとM&Aを視野に入れた経営基盤強化を進める姿勢が特徴だ。 - AI・DXが変える、求められる 人材像とそのための教育
効率化の先に人材育成を据え、本質理解と人間性を重視した教育体制を構築している。 - 効率化の先にある 持続的成長
AI活用で生まれた余力を学びと挑戦に還元し、人と技術の共進化を成長戦略の核に据える。 - 求人情報
変革期におけるワイテックの挑戦
高い技術力を誇る
2024年4月、創立30周年を迎えた(株)ワイテックは、地盤調査から山留、杭工事、不動産事業に至るまでをワンストップで提供する「地盤分野の総合商社」として、長年にわたり福岡の都市形成を根底から支えてきた。
同年3月にはホールディングス化を行い、グループ全体で60名弱の体制へと拡充。強固な経営基盤を築いたことで、M&Aを視野に入れたさらなる事業拡大も見据えている。実際に、福岡市中央区黒門には新たな収益物件となるビルが完成するなど、着実に業績を伸ばしている。
行武志郎社長は、自社におけるDX・AI導入の検討にあたり、まずは定型業務の自動化に着手している。具体的には、RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)を導入し、総務部門や社内での事務処理にかかる手間の削減に貢献。
さらに、コンサルティング会社と共同で業務用アプリを開発し、情報共有の効率化にも取り組んでいる。汎用的なツールだけでなく、業務に最適化された独自のソリューション開発も視野に入れているという。
しかし、その実務経験からみえてきたのは、「AIに作業手順を覚えさせるだけでは不十分である」という現実だ。導入コストの高さやシステム運用の定着の難しさなど、デジタル変革の道のりは決して平坦ではない。だからこそ、DXやAIの導入を単なる効率化の手段にとどめず、企業活動全体の価値向上につなげる姿勢が重要となる。
効率化で生まれた余力を人の成長や新規事業にどう還元するかが、企業の持続的発展に直結する。これらの施策によって、従来は定型業務に従事していた社員を、営業や技術職といった付加価値の高いポジションに再配置することが可能になり、人財戦略そのものの変革につながっている。デジタルシフトは現場の業務効率だけでなく、人づくりの在り方や経営判断の精度にも大きな影響をおよぼし始めている。
AI・DXが変える、求められる
人材像とそのための教育
こうしたテクノロジーによる変革は、人間に求められるスキルの変化をもたらすだけでなく、単純な業務を正確にこなす能力の価値は、相対的に低下していく。新たな環境下でパフォーマンスを維持・向上させるためには、従業員が「なぜその業務を行うのか」という背景まで理解することが不可欠である。
行武社長が強調するのが、この「本質を理解させる教育」である。テクノロジーの活用により業務に余裕が生まれるからこそ、より高次の学びを提供し、人間性と技術を融合させる学びの場づくりが可能になると考えている。
しかし、実際の現場指導では、作業手順の伝達に偏りがちになり、本質的な理解が後回しにされるという課題がある。この方法では、マニュアルになり事態に対応できない、応用力の低い人材が育つリスクがある。「なぜそうするのか」を理解していないため、問題解決能力が身につかないことを行武社長は危惧している。
上層部の意図や業務の真意を的確に理解し、新人に伝えることのできる中堅社員の存在は貴重だが、その数は限られている。こうしたギャップを埋めるため、社内教育の「軸」をどうつくるかについて、AIの活用も1つの可能性として検討段階にあるという。
また、同社が重視するのは教育だけではない。行武社長は入社式で「時間と成果の両立」を繰り返し説き、限られた時間で成果を上げる意識を社員に浸透させてきた。その考えを支えるのが、年功序列にとらわれず若手が挑戦できる環境づくりだ。
求める人物像として「知識や技術も大切だが、それ以上に元気で向上心があり、明るく、コミュニケーション能力と誠実さを備えていること」を掲げる。これは、まず人間性を磨くことを重視する同社の信条からきている。
こうした価値観は社内文化にも表れている。失敗を隠さずに共有できる関係性を築き、上司が積極的に若手に歩み寄ることで、日常会話から聞きやすい環境をつくるよう努めているという。新入社員が「年齢に関係なく頑張れば評価される点」を魅力と感じるように、頑張りが正当に評価される人事評価制度も導入している。こうした姿勢が、社員1人ひとりが長期的に力を発揮できる職場環境の基盤となっている。
効率化の先にある持続的成長
労働人口の減少により、建設業界においては持続可能な経営の確立が急務となっている。そのなかで進むDXは、単なる効率化にとどまらず、人材の在り方そのものを問い直す局面にある。
ワイテックが重視するのは、AIや自動化で生まれた余力を、社員1人ひとりの学びや挑戦へと還元すること。業務の本質を理解し、自ら考え行動できる人材こそが、変革期を生き抜く企業の原動力となる。そのために教育の軸を明確にし、若手が主体的に成長できる環境を整える取り組みは、採用や人材戦略にも直結している。
効率化の先に広がるのは、人と技術が共に進化する未来であり、そこに建設業界の持続的な発展のカギがある。
<求人情報>
(株)ワイテック
業 種:建設業
職 種:総合職、施工管理、営業、総務事務
勤務地:本社(福岡市博多区)
大宰府ヤード(福岡県太宰府市)
TEL:092-292-1516
採用ページ:https://www.y-tech.biz/recruitment/








