二場元ガバナーの権勢の栄枯盛衰物語(11)~地区ガバナー名誉顧問からも苦言
世界的な奉仕団体である『ライオンズクラブ』。その慈善運動は社会的に広く認知されている。ところがライオンズクラブの複数の会員から「福岡地区=337-A地区には問題がある」との情報が入ってきた。本来国際奉仕団体としての活動は名誉栄達ではなく、純粋な社会貢献にある。
ライオンズ国際協会337-A地区元ガバナー
二場安之氏
不可解な少数意見の尊重
二場氏のガバナー就任の経緯は前回述べたが、2019年3月25日に行われた337-A地区2リジョンの地区役員選出の指名委員会も異例の動きであった。
委員会の出席者は、2RのZC(ゾーンチェアパーソン)4名とキャビネットから2名、そして前ガバナーとRC(リジョンチェアパーソン)を務める二場氏。(いずれも18年度当時の役職)の8名であった。
指名委員会では、リジョンチェアパーソンの選出についても協議され、2名の候補者に対して、出席した8名による投票が行われた。結果は6(ZC4名とキャビネット2名)対2(前ガバナーと二場氏)。
6対2であれば、本来6名が推挙した候補者がリジョンチェアパーソンに就任するはずだ。ところが2019-20年度の2リジョンのRCは2名が推挙した候補者であった。
二場氏が指名委員会の招集を行った。自身がRCに就任する際、「第二の私を作りたくない」と従来のローテーションではなく、推薦による指名委員会の開催を提案、実施した。
「二場氏は、指名委員会で、自らが推す候補者を選出できると考えていたのでしょう。ところが側近の数々の誤算もあり、目論見通りにならなかった」(2リジョンの会員)。
ライオンズクラブでは、議事進行についてロバート議事法が採用されている。ロバート議事法とは、アメリカ合衆国の陸軍少佐だったHenry Robert (ヘンリー・ロバート)が合衆国議会の議事規則を基に一般の会議でも用いることができるよう簡略化して作った議事進行規則である。その内容は、次の通り。
■4つの権利
1:多数者の権利
2:少数者の権利
3:個人の権利
4:不在者の権利
■4つの原則
1:一時一件の原則
2:一時不再議の原則
3:多数決の原則
4:定足数の原則
この4つの権利と、4原則に基づいて進められる。これらの権利および原則によるものであれば、指名委員会による次期リジョンチェアパーソン(RC)2名の候補者の支持結果が6対2、という結果であれば、当然6名が支持した候補者が次期リジョンチェアパーソンに就任することになる。
地区名誉顧問からも異論
本来就任できない候補者をRCに推薦し、リジョンチェアパーソンとなった。関係者によると、このことを懸念したある337-A地区名誉顧問の1人がガバナーエレクトに対して、「多数が支持した候補者がRCに就任することが望ましいのでは」と意見を述べたという。また、指名委員会に出席したメンバーは、名誉顧問に同様の意見を具申している。
不可解なことに、この指名委員会の議事録を二場氏らは作成せず、詳細も記録されていない。まるで森友学園問題での財務省のやり方ではないか。財務省は石破政権になって非公開文書の開示を行っているが、2リジョンの指名委員会の議事録は作成されず明らかにされていない。こうした行動が続出したことで元RC経験者のAらは「2リジョンにいてよいのか」と分離独立を志向するようになる。
(つづく)
【近藤将勝】








