福岡県議会の高額な海外視察費や、正副議長就任にあたり多額の金銭負担が求められてきたとされる問題、さらには福岡政界の重鎮・蔵内勇夫県議会議長の肝いり政策であるワンヘルスについて全国のメディアが注目し、在京・在阪メディアも連日福岡入りして大々的に報じている。
こうしたなか、14日には県議会において、吉松源昭県議に金銭要求をしたとされる中尾正幸副議長の2回目の記者会見が行われた。しかし、主催する県議会事務局は依然としてフリー記者や当社をはじめとする記者クラブ未加盟社への門戸を開いていない。この点に関しては、県議会問題を鋭く追及している地元紙・西日本新聞なども同様である。
県政記者クラブは県庁内に部屋を供与され、職員や議員を通じて情報を得る関係が構築されている。年数回、執行部(知事部局)や議会幹部、各党幹部と懇親会などを開き、馴れ合いの関係を続けてきたことこそが、異常な福岡県議会や県政の癒着を許し、多くの県民に真実が知らされてこなかった元凶なのである。
実際、知事会見や福岡市長会見でも、記者クラブ未加盟社はあくまでオブザーバー扱いに過ぎず、質問権すら与えられていない。福岡県政記者クラブの加盟社で、実際に同クラブのなかで活動していた複数の新聞・テレビの記者からも「県議会の問題の時こそ、閉鎖的にならずオープンにすべきだ」との声が上がっている。
このような状況下で、政府・与党幹部や大臣らに対して鋭い追及を行うフリージャーナリストの横田一氏が来福。当社において、渦中の吉松源昭県議へのインタビュー取材を行った。吉松氏の取材後、記者は、当社の真裏にある元料亭「老松」や「ワンヘルス福岡オフィス」、さらには「福岡市政記者クラブ」などを案内し、横田氏は担当者へ直接取材を敢行した。
横田氏は帰京後、毎週出演しているリベラル派のネット番組「デモクラシータイムス」において、福岡県議会問題を40分以上にわたり、動画などを交えて報告した。そのなかで当社の報道にも言及している。
司会の升味佐江子弁護士も、この問題に積極的な関心を示しながら伝えてくれている。ぜひ、デモクラシータイムスの番組をご覧いただきたい。
【横田一の現場直撃 No.380】◆福岡県政 金権? 議長の闇 ◆リニア 「JR東海万死に値する」◆下駄の雪 維新 北陸新幹線妥協 20260713
なお、横田氏は今後も福岡県議会問題を取材し、知事・市長会見の門戸開放を求め、権力に阿(おもね)らず現場取材に基づいたジャーナリズムを実践していくという。
【近藤将勝】








