
自らの生前を偲ぶ元木昌彦氏
(株)出版人(本社:東京都千代田区、今井照容社長)はきのう(18日)、(一社)日本インターネット報道協会の代表理事でオフィス元木代表の元木昌彦氏の出版記念会を東京都内で開いた。約150人の関係者が祝賀に駆けつけた。
出版したのは、元木氏が「月刊Hanada」編集長の花田紀凱氏をはじめ、出版の黄金期を支えた13人の名物編集長らのインタビューをまとめた「知られざる出版『裏面史』」(出版人刊)で、社史に書かれていない出版の歴史を掘り起こした刺激的なインタビュー集。
パーティーは、同氏の生前葬も兼ねるというサプライズのおまけも付いた。故人の代理人として自ら弔辞を読んだ同氏は、出版社時代の思い出を振り返った後、「皆様も代理人の私と一緒に故人を偲んでいただきたい」と、遺影に菊の花を供えて合掌した。
来賓の挨拶では、「女性自身」の元編集長・櫻井秀勲氏らが、講談社勤務時代の元木氏をめぐる数々のエピソードを話し、気骨のある出版人としての一面を紹介した。ジャーナリストでノンフィクション作家の佐野眞一氏の発声で乾杯が行われた。

元木氏のエピソードを語る佐野眞一氏(左)
元木氏は1970年に講談社に入社。「月刊現代」編集長、「週刊現代」編集長、写真週刊誌「FRIDAY」編集長などを歴任している。99年にインターネットマガジン「Web現代」創刊編集長などを経て、「オーマイニュース」編集長、同社社長も務めている。
現役時代、サリン事件を起こしたオウム真理教の開祖・浅原彰晃の自白調書をすっぱ抜くなどし、物議を醸したとのエピソードもある。
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