ボナー、新業態居酒屋の気になる今後

<

富士山が取り入れられた壁面

　東証一部上場で不動産事業を主にカラオケ・飲食店などの運営も手がける（株）ウチヤマホールディングス。その連結子会社の（株）ボナー（本社：北九州市小倉北区、歌野繁美代表）は、11月29日、新業態居酒屋「大衆炉端フジヤマ桜」を東京都港区浜松町にオープンさせた。

　フジヤマ桜はサントリー酒類（株）の市場開発本部グルメ開発部とボナーの共同企画・開発居酒屋。最大の特徴は、店舗中央の囲炉裏で宮古島や奄美大島直送の新鮮な魚介類を焼き上げる炉端焼きスタイル。日本のシンボルである富士山を取り入れた内装との相乗効果により、国内はもちろん、訪日観光客をメインとした国外からの需要も見込む。

　気になるのは、フジヤマ桜の今後の展開。同社担当者の話によれば「20年来のお付き合いになるサントリーさんとの関係性の中で、今回のフジヤマ桜出店の運びとなりました。今後に関しては、サントリーさんとの話し合い、立地条件などを踏まえて上で、地元福岡はもちろんですが、海外も視野に入れて店舗展開していきたいと考えております」とのこと。
　同社の地元でもある福岡は、２年連続外国人入国者数が200万人を突破（2016年10月速報値）した。同社が見込んでいる外国人向けの需要は十分あるといえる。

　同社とサントリー酒類の共同企画・開発による新業態フジヤマ桜の今後の展開に注目したい。

【代　源太朗】

＜INFORMATION＞
大衆炉端　フジヤマ桜
所在地：東京都港区浜松町２-１-１ DAIMONexビル５F
ＴＥＬ：03-6402-3788
営業時間：午後４時～午後11時半（年中無休）
座席数：50席