国土交通省住宅局建築指導課(以下、国交省)は、12月7日、中央建築士審査会を開催し一級建築士の免許取消処分及び業務停止処分を行った。
処分を受けた一級建築士は2名。うち1名が、福岡を拠点に活動していた(有)ヒカリ設計(本社:福岡市博多区)の内山秀紀一級建築士。
国交省によれば、同氏は福岡県内の物件に関して、確認申請の代理者として、虚偽の確認済証を作成し、これを対外的に行使した。また、長崎県内の物件に関して、確認申請の代理者として、虚偽の確認済証を作成し、これを対外的に行使した。
さらに、同氏は、開設事務所における登録期間(設計事務所の開設には5年ごとの更新が必要)が満了したにもかかわらず、更新の登録を受けずに報酬を得て確認申請の代理、設計及び工事監理業などを行っていた。
国交省によると、同氏は「確認申請の様式をパソコンからダウンロードしたが入力がやりにくかった。施工者から『早く着工してほしい』と言われ、これに応じるかたちでやってしまった」と述べているという。
なお、対象物件の具体的な名前・住所に関して国交省は「風評被害につながる恐れがある」として公表は控える方針としている。
【代 源太朗】
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