2022年01月18日( 火 )
by データ・マックス

アビスパ福岡、順調に勝ち点積み重ねる

 J2アビスパ福岡は、3月19日(日)にホームで第4節熊本戦、同26日(日)にアウェイで第5節山形戦を戦い、熊本に2-1で勝利し、山形とは0-0の引き分けだった。第5節終了時点で3勝1敗1引分け、勝ち点10で5位につけている。

 19日はホームのレベルファイブスタジアムにロアッソ熊本を迎え、「バトルオブ九州」を戦ったアビスパ。両監督が試合終了後に「セカンドボールをどう取るかが重要だった」と語ったとおり、両チームともセンターFWをターゲットにしてボールを競り合うシーンが目立った。アビスパの先制点は後半7分。コーナーキックをFWウェリントンが競り、弾んだボールをDF冨安健洋が頭で叩き込んでゴール。冨安はプロ初ゴールとなった。しかし21分には熊本FW巻誠一郎がクロスに合わせて飛び込み同点ゴール。かつて日本代表として2006年ドイツW杯に出場し、「利き足は頭」と語った巻の泥くさいプレイが光った。
 両チーム決定機を迎えられない展開のなか、熊本DF黒木晃平がFWウィリアン・ポッピの突破を強引に阻止して一発退場。一人少ない熊本に対し、福岡は優位にボールを動かし始める。
 均衡が崩れたのは後半31分。左サイドに開いたFW石津大介のクロスを、FWウェリントンのヘディングが完璧にミート。豪快にネットを揺らし、これで2-1。ウェリントンの3試合連続ゴールで勝敗は決した。

 26日の試合は、山形のホーム・NDソフトスタジアム山形で行われた。スタジアム外にはまだ雪も残り、桜の開花が近づく福岡とは異なる厳しいコンディション。アビスパはFW城後寿、MFダニルソン、DF岩下敬輔らがスタメンを外れ、代わってMF山瀬功治らが先発。長いシーズンを戦い抜くうえで、各ポジションに複数人有力な選手を揃え、ローテーションしていくことは非常に大切である。戦力層の厚さ、チームの総合力が問われるところである。
 試合は両チームが良さを消し合う展開で、スコアレスドローに終わった。FWウェリントンのポストプレーは効果的だったが、もう1本が出ない惜しい試合となった。

 開幕節でJ3から昇格した大分トリニータに敗れ、昇格を危ぶむ声もあったアビスパだが、5試合で勝ち点10という結果は滑り出しとしてはまずまず。厳しい試合でもドローに持ち込んで勝ち点1をもぎ取り、勝てる試合を落とさず着実に勝ち点3を積み重ねる戦いを続ければ、シーズン後半にはJ1昇格への手がかりが見えてくるだろう。

【深水 央】

 

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