2024年04月20日( 土 )

旧都ホテルを一新、商業施設一体型ホテルへ

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(仮称)博多都ホテル外観イメージ

 近鉄不動産(株)(本社:大阪市天王寺区、赤坂秀則代表)および(株)近鉄・都ホテルズが博多駅前(筑紫口前)で進める都ホテル建替え工事。建替え後は商業施設とホテルが一体となった「(仮称)博多都ホテル」が予定されており、19日、概要が明らかとなった。

 ホテルの概要は地下3階、地上13階建て。地下1階~地上2階は商業施設。地上3階~13階がホテル。最上階にはレストランや屋外温泉スパ・屋内温泉浴場が整備される。

 博多都ホテルは、博多駅筑紫口前の新たなランドマークとして位置づけてられており、壁面や最上階に水が流れ落ちる滝や緑を設置するほか、夜間も建物全体のライトアップを行うなどの多彩な演出が計画されている。
 ホテルのターゲットは、国内外からの観光客。とくに外国人の利用を意識しており、約200室すべてが30m2超のゆとりある空間設計となっている。

 また、商業施設エリアは全区画がガラス張りで、1階には人が自然と集い賑わいを生むような店舗を、2階には九州の食材を主に使用した高級飲食店をそれぞれ誘致予定となっている。
 同社は「ホテルの客室稼働率85%を目標としております。来客数に関しては、具体的な数値目標は現在定めておりません。しかし、博多駅前というアクセスの良さや福岡市で続伸するインバウンド需要を鑑みて、国内外から相応の集客が見込めるのではないかと考えております。また、商業施設に入る店舗につきましては、地元企業さまも当然入ってくると思われますが、協議中ですのでお答えできることはございません」と話す。オープン予定は2019年度、福岡開催となるラグビーワールドカップ前を予定している。

客室イメージ

旧都ホテル跡地

【代 源太朗】

 

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