2024年05月06日( 月 )

兄弟間トラブルで噂の堺整形外科医院 「あのゴールデンコンビがなぜ?」の声

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 5月、名誉棄損容疑で、(医)堺整形外科医院(福岡市南区)の元理事長で医師の堺研二容疑者が逮捕されたのは既報の通り。拡大傾向が続く医療介護グループ元理事長の逮捕に、業界は騒然、問い合わせが相次いでいる。兄弟間トラブルが聞かれているが、「あの兄弟がなぜ?」という疑問の声も挙がっている。

 福岡の医療業界で、拡大続ける堺グループは一目置かれる存在のようだ。医療法人で医療介護グループを運営する弟の研二氏、整骨院グループを運営するのが兄の正孝氏だった。双方がグループの理事、役員に就任し、両輪として事業運営を担っていた。ただし、それは昨年の9月末までのこと。以降は研二氏の妻、堺智子氏が医療法人の理事長に就任している。

 ある業界関係者は「整形外科と整骨院のタッグで、勢いを増していた。まさに「ゴールデンコンビ」だったのに、なぜ?」と首をかしげていた。また別の関係者は、「通常、整形外科と整骨院は仲が悪いもの。整骨院でも、保険適用となるものがあり、医師はプライドもあって、整骨院への紹介はなかなかしない」と答えた。

 兄弟の結束で成立した相乗効果で、医療介護と整骨院グループを築き上げていたかに見えた。歯車が狂い始めたのは、事件よりももっと以前からだと推察される。それが読み取れるのが、2015年12月に開業した、堺整形外科発整骨院の「ふじた整骨院」である。それまで分業していた病院と整骨院だったが、医療法人で整骨院を開設。足並みは揃わなくなった。この前後で、兄弟間で内紛が起き始めていたのではないかと考えられる。取材を試みたが、医療法人からの連絡はなかった。

 しかし、取材の過程で、ある裁判の存在が明らかとなった。

【東城 洋平】

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・名誉棄損容疑で医師逮捕 噂される兄弟間トラブル~堺整形外科医院

 

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