2024年05月15日( 水 )

西中洲樋口建設が、市公共事業から脱退へ 市が承認手続き進める

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 福岡市が西中洲樋口建設(本社:福岡市中央区)を含む建設共同体(JV)に発注していた3件の公共事業について、西中洲樋口建設がJVからの脱退を申し出、市が承認手続きを進めていることがわかった。市は明日までに脱退の承認を決裁する見通し。
 西中洲樋口建設が市から受注していた公共工事は以下の3件。いずれも、西中洲樋口建設がJVから脱退し、残った企業で工事を続ける。

 西中洲樋口建設は代表(当時)が暴力行為により罰金刑を受け、建設業法の欠格要件に当たる状態となっていた。欠格要件に当たると許可の取り消し処分を受けるが、同社はこれを逃れるためか5月に廃業届を提出していた。しかし、2週間以内に施工している工事の発注者へ届け出る義務があったにも関わらず、福岡市への届出は廃業から1カ月以上経過した後だった。これにより市は、「不適切」として3件の公共工事について今後の対応を検討していた。

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