西中洲樋口建設、新たに建設業許可を取得

　西中洲樋口建設が、7月30日付で新たに建設業許可を取得していたことが明らかになった。同社は、5月21日付で福岡県に建設業許可の廃業届を提出していた。

　新たな建設業許可は、5月31日付で申請され、県は7月30日に許可した。商号はこれまで通り、西中洲樋口建設。今後、同社が県・市に申請すれば、19年5月には県の、同年8月には市の登録業者名簿にそれぞれ掲載される。ただし、廃業前の入札参加資格の格付け（ランク）は引き継がれないため、応札・受注可能な官庁工事は限られる。

　同社を代表とする、雅禧・西日本技術開発設計業務共同企業体が最優秀提案者に選択された「2017年度福岡県住宅供給公社　小笹団地再生事業第3期設計・施工一括提案」は、19年1月契約予定。同契約に関して、発注者の福岡県住宅供給公社は「今後について決まっていることはまだありません。公社内で会議を開き、検討します」と話している。提案金額18億444万円の大型案件であり、動向が注目される。