2022年01月19日( 水 )
by データ・マックス

【沖縄県知事選2018】「デニーさんは、ウチナーンチュから勇気をもらっている」立憲民主党沖縄県連・有田芳生代表

投票率はどうなる?~30日は荒れ模様の予想

 30日の投開票まで、あと5日。沖縄県知事選は、事実上の一騎打ちとなっている玉城デニー氏(前自由党衆院議員/無所属・新人)と佐喜真淳氏(前宜野湾市長/無所属・新人)が、大票田の那覇市を中心に激しいつばぜり合いを繰り広げている。

 地元紙の琉球新報や沖縄タイムスなどが22日~24日の連休中に行った世論調査によると、両者互角のまま終盤戦に突入しており、まだ投票先を決めていない2割強の票をどれだけ獲得できるかが焦点となっている。

 毎週複数回実施されるためマスコミよりも精度が高いとされる自民党の情勢調査によると、玉城氏が若干リードを保っているものの、佐喜真氏が激しく追い上げている。公明党支持母体の創価学会関係者が精力的に支持固めを行っているほか、業界団体票の取りまとめも進んでいるため「今週後半には佐喜真がデニーに追い付く」と見る自民党関係者は多く、「最終的にはかなりの票差をつける」(与党関係者)と自信をのぞかせる。

 一方で、すでに追い付いている「はず」の玉城氏になかなか届かないことについて、自公政権の「勝利の方程式」である期日前投票が徹底できていないという見方も出始めている。女性票は圧倒的に玉城氏支持で固まっていることに加え、佐喜真氏が頼みの綱にする若年層の票が完全には読み切れていない。今週末に沖縄県に接近するとみられる台風24号がもたらす風雨がどちらに味方するのか、両陣営選対は天気図をにらみながら最終盤戦に突入する。

立憲民主党沖縄県連は玉城デニー氏を全面支援

 8月29日に設立されたばかりの立憲民主党沖縄県連は、米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古移設に反対する玉城デニー氏を全面支援することを決めている。県連代表には有田芳生参議院議員が就任、県知事選公示後は頻繁に沖縄入りしてSNSなどで積極的に発信するなど、玉城氏の支持を訴えている。


有田代表との一問一答

 ――選挙戦の手ごたえは。

▲立憲民主党沖縄県連代表を務める
 有田芳生参議院議員

 有田代表 デニーさんへの声援は非常に多く、日々勇気をもらっている。しかし、(オール沖縄が敗北した)名護市長選と同じように企業への期日前投票などのしめつけが進んでおり、危機感は強い。知名度はデニーさんが上回るだろうが、周回遅れからどれだけ伸ばせるかがカギになるだろう。投票率を68%まで上げられたら勝機が見えてくると思う。

 ――翁長(雄志)前知事の「弔い合戦」という意味合いもあります。

 有田代表 前半戦はデニーさんの明るいキャラクターを全面に出して、県民の皆さまに身近に感じてもらえることを目指してきました。翁長前知事の夫人、樹子さんの応援も受けているため、徐々に「翁長さんの遺志を継ぐのはデニーさん」ということが浸透していくのではないでしょうか。

 ――県知事選のさなか、安倍首相が総裁選3選をはたしました。

 有田代表 自民党に、かつてのようなおおらかさがなくなりましたね。昔は地方組織が党本部にどんどん意見するような自由な雰囲気がありました。小泉(純一郎)さんのころから変わり始め、安倍さんになって完全に変質したように感じます。沖縄県知事選を始まりとして、安倍政権の全体主義的政治を終わらせなければなりません。

 ――自公政権の総がかり選挙。勝つのは難しいのでは。

 有田代表 確かに厳しい選挙ですが、泣き言を言っても始まらない。周回遅れでも反転攻勢に出る、彼らが恐れているのはそういった県民の内なる力の結集だと思います。ここで負けてしまえば、民主主義が否定されてしまう。当日であってもひっくり返す、そんな決意で戦い抜きます。

【特別取材班】

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