2024年05月02日( 木 )

くるり九州ひたすら歩く旅~九州一周、完歩を目指す(8)

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 国道3号線と10号線をひたすら歩く“九州一周完歩”の旅。走行距離は実に833kmにおよぶ。それも週末だけを利用し、現地に赴き九州の大動脈を歩くのだ。
 熊本県を抜けて鹿児島入りしたものの、福岡から高速道路を使っても数時間かかる。しかも、2夜連続での完歩の旅。日中の日差しを避けたナイトウォーキングといえども、この時期はさすがに暑い…。今回はどんな旅になるのだろうか。

8月4日(8日目)
肥薩おれんじ鉄道水俣駅から牛ノ浜駅まで~36.9km

▲長い直線道路を経て、
 阿久根市折口地区に到達 

 今回は先週、鹿児島県入りできなかったリベンジをはたす旅だ。深夜、前回到着した肥薩おれんじ鉄道の水俣駅に到着。駅から少し離れた場所にあるコインパーキングに車を駐車した。
まずは熊本県の最南端にある袋駅が今回の最初のチェックポイントだ。袋駅までは小さなアップダウンこそあるが、歩きにくいというほどではない。歩道が小さく、時折車道を歩かざるをえないものの、車の通行量は比較少なく快調に歩けた。
 熊本県を抜け、鹿児島県出水市に入ると波の音が聞こえてきた。ただ残念なことに周囲は闇に包まれ何も見えず、波音以外聞こえない。しばらく歩くと周囲が明るくなり米ノ津駅が見えた。第2ポイントに設定している米ノ津の交差点に差しかかる。ここから阿久根市折口まで約10kmの長い直線道路を歩くことになる。

 自動車専用道路の3号線バイパス完成で深夜、ここを通る車は少なかった。阿久根の街並みが見えるころには空が白み始め、午前6時過ぎに阿久根駅に到着した。だが、前回の途中リタイアを挽回するためにも、もうひと踏ん張りして、隣の牛ノ浜駅まで歩くことにする。阿久根市の中心街を抜け、ひたすら歩き牛ノ浜駅に到着した。猛烈な夏の日差しに疲労困憊となったため、今日はここまでにする。

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