2024年04月17日( 水 )

企業や事業のトラブルの芽を事前に摘んで健全な運営をサポート(後)

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岡本綜合法律事務所

実績を武器に幅広い相談が可能

岡本成史 弁護士

 数多くの弁護士のなかから、自分に合った存在を見つける基準の1つはその弁護士としての実績だろう。岡本弁護士は、すでに弁護士として20年を越える実績を有しているが、弁護士登録当初は地元大阪の法律事務所に所属。ベテランから若手まで7~10人の弁護士がそろい、個人商店から上場企業まで、老舗企業からベンチャーまで実に豊富なクライアントを抱えてさまざまな事件に携わってきたという。「上場企業の株主総会指導、事業再生やM&Aといった、都市圏ならではの事案を経験させていただきました。また、私は不動産や建築関係の仕事を任される機会も多く、今この福岡で増えている再開発に関わる不動産退去交渉・訴訟などにも、当時の経験が発揮されています。実際に現場でしかわからないものもありますので、そういった場で経験を積んできたことは自分の強みですし、これからのサービスにも十分生かすことができると考えています」(岡本弁護士)。

個人の相続問題解決も親切丁寧にサポート

 企業法務や不動産と並んで、岡本弁護士は個人の法務も取り扱っている。超高齢化社会が加速するにつれて、相続の問題が近年増えているのも事実だ。兄弟や親戚間で起きがちな遺産分割や財産横領など、相続に関する紛争は絶えないという。相続問題も、企業法務と同様に、事前対策が重要であり、遺言書の作成や信託の組成、生命保険などを利用した資金の準備などの事前対策によって、死後、争族(相続)トラブルが発生することを防げることが多い。

 「自分の死後、家族間で争族(相続)トラブルが発生することを望む人はいないと思います。残された家族が笑顔で暮らせるために、遺言書の作成などの生前対策は非常に重要です」。「ただ、多くの方は、現状として何も困っていないときに対策の必要性を実感されることはなく、紛争が発生してから、あのとき対策をしておけば良かったと後悔されるのが現実です。でも、紛争に巻き込まれると心身ともに疲弊し、多大な費用と労力を費やすことになり、社会的な損失でもあります。だからこそ、セミナーなどを通じて、事前対策の必要性を少しでも多くの方に理解していただけるよう、これからもこういった活動は積極的に行っていきたいですね」(岡本弁護士)。

 このように語る岡本弁護士は、地域の公民館や福祉施設などでのセミナー開催や無料相談会を定期的に開催し、また(一社)相続診断協会パートナー事務所として相続診断士や他士業と連携した活動を展開している。

 このほか、海上自衛隊での講師として6年目を迎える。海上自衛隊では、退官を控えた隊員へ向け、その後の社会生活やお金の使い方など、自衛官時代にはわからなかった一般社会での生活にスムーズに移行できるようにと、法律の専門家として講師を務めているのだ。

 「弁護士は、経営者や個人の良きパートナーです。無料相談会なども行っていますので、まずは、気軽に相談してもらいたいです」(岡本弁護士)。

 今後は、豊富なネットワークを生かして、いろいろな業界と提携しながら、新たなリーガルサービスを展開していくという。常に新しい分野を開拓しながら、1社でも1人でも多くの方に、希望と安心を提供し、明るい未来を創造するサポートをしていく。

(了)

<COMPANY INFORMATION>
代 表:岡本 成史
所在地:福岡市中央区天神3-3-5 天神大産ビル6F
設 立:2006年
TEL:092-718-1580
URL:http://okamoto-law.com

<プロフィール>
岡本 成史(おかもと・しげふみ)

 1971年生まれ。京都大学法学部卒業後、97年に弁護士登録。大阪の弁護士事務所で弁護士活動をスタートし、数多くの企業経営に関する案件を取り扱う。2006年、岡本綜合法律事務所を開設。経営を中心に、不動産や個人の相続にも対応。福岡県建築紛争審査会委員、経営革新等支援機関、(一社)相続診断協会パートナー事務所。

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