2024年03月28日( 木 )

佐賀県のニセ電話詐欺事件、大幅に減少

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 佐賀県内で今年発生したニセ電話詐欺事件の被害総額は、10月までで1,825万円と前年同期の1億1,314万円から大幅に減少している。発生件数も17件と前年の41件から減少している。
 佐賀県内の電話詐欺による被害総額は2015年に約2億円、16年に約2億2,600万円、17年には約1億4,500万円だった。

 佐賀県警は、16年にニセ電話詐欺撲滅プロジェクトを立ち上げ、未然防止策を進めている。県警は「高齢者を対象に啓発のための寸劇を催したり、金融機関での振り込み制限や一定額の引き出しに対しての注意喚起などを行ったりしている。また、7月からは無料通信アプリLINEを活用し、画像や動画などで、詐欺の手口についての情報を発信している。これらの取り組みが被害の減少に結びついているのでは」としている。このLINEには現在、約7,000人が登録しているという。

 県警は「今後もLINE登録者を増やして1件でも被害を減らすことにつなげていきたい。また、不審なメールや電話については1人で悩まず、家族や親せきなど身近な人にまず相談してほしい」としている。

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