屋台公募説明会、前回よりも参加者は大幅減
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前回173人から今回は25人
福岡市が22日に実施した屋台公募の説明会には25人が参加。前回(2016年)の公募における同説明会の参加者173人を大きく下回る数字となった。今回の公募では天神、中洲、長浜エリアにおける計14人の屋台営業候補者を選定。2月から5月にかけて選考が行われ、営業開始日は8月1日から10月1日の予定となっている。
福岡市屋台基本条例の制定後、2016年10月から実施された最初の屋台公募では、理由のない屋台営業場所の削減や選定委員の情報漏えいが発覚。当時の担当課長であった、にぎわい振興課長(現・まつり振興課長)による屋台営業者への横柄な態度がテレビに取り上げられ、全国的に問題視された。
選定方法にも問題があった。前回は屋台営業候補者28人の募集に対して108名が応募したが、飲食店事業者を筆記試験と面接のみで選んだ結果、5人が辞退や音信不通などで出店せず。屋台軒数は公募実施前より減少した。今回の公募では、面接審査に、屋台の設営から撤去までを行う任意の屋台従事体験を盛り込むといった変更点がある。
営業継続を切望していた数々の人気屋台が廃業となる一方で、ヤル気のない応募者が選ばれていた。「選定方法が不適切」といわれても仕方がない。しかし、選定委員の任命責任をもつ高島市長はおろか、担当課長も責任をとらず、むしろ農林水産局水産部長に“昇進”した。屋台を「観光資源」とする高島市長だが、そう遠くない未来には屋台の灯が消えてしまっているかもしれない。
【山下 康太】
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