2024年05月07日( 火 )

オトナの絵本、セブン、ローソン、ファミマから消える

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 コンビニ「セブンイレブン」の運営などを手がける(株)セブン-イレブン・ジャパンと、「ローソン」の運営を手がける(株)ローソンは、2019年8月末までに全国の2万を超える店舗で、成人向け雑誌の販売を取りやめることを明らかにした(ローソンは17年11月から沖縄県内の店舗を対象に、すでに成人向け雑誌の販売を中止していた)。

 セブン-イレブン・ジャパンは今回の成人向け雑誌の販売中止理由を、(1)女性や子どもが来店しやすくなるようにするため、(2)2020年の東京五輪・パラリンピック開催を控え、訪日外国人からのイメージ低下を防ぐためとしている。なお、(2)に関して、青少年向け漫画雑誌の巻頭などで見受けられる「グラビア」の取り扱いについては「あくまで日本国内の基準に則る」とし、外国人が日本のグラビアを煽情的と捉えるかどうかはいったん置いておく格好だ。

 また、2020年の東京五輪・パラリンピック以降については「今回決まったのは、2019年8月末までに成人向け雑誌の販売を取りやめるということで、それ以降については未定です」(同社)としている。

 同様の動きは広がっており、22日付で「ファミリーマート」を全国展開する(株)ファミリーマートも、19年8月末日までに、原則全店舗で成人向け雑誌の販売を取りやめると発表した。

【代 源太朗】

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