2024年03月29日( 金 )

「地元長崎」の視点に立った長崎の人々を幸せにする住環境づくり~東栄不動産(株)

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地場業者ならではの相場観

柴田 龍雄 代表取締役

 路地の小さな不動産屋から出発し、創業50年を迎えるビバシティ・グループは、マンション分譲事業を担う東栄不動産(株)(1985年10月設立)、総合建設業・マンション管理・駐車場管理を担う(株)ビバホーム(72年8月設立)、中古マンション・戸建物件の仲介・販売など不動産事業を担う東栄商事(株)(2006年1月設立)の3社で構成される。25年間で、長崎市を中心に約80棟3,000戸の分譲実績がある「ビバシティマンション」は、長崎におけるマンションの代名詞と言えるほど、認知度が高い。

 同グループでは、長崎の人々の「住まいの生涯パートナー企業」を目指し、「地元長崎」の目線に立った営業スタイルを貫いている。たとえば、「ビバシティマンション」は、資産価値が下がらないことで評判が高い。これは、地元長崎の情報に精通する“地場デベロッパーならではの相場観”で、マンション用地を適正価格で仕入れており、地価が下落した場合でも受ける影響が少ないからだ。

 長崎市では近年、長崎新幹線の開通へ向けて大規模な再開発が行われる長崎駅周辺や、官公庁舎の建替えが進む県庁および市役所の周辺で地価の高騰が見られる。県外から進出している大手デベロッパーなどは競い合ってマンション用地の仕入れを行っているが、同グループ・柴田龍雄代表は、「人生において10年後を楽しみにできる資産としての供給を心がけたい」と慎重姿勢を崩さない。

自分の目でまちの変化を知る

2018年8月竣工予定のビバシティ長与クレッセル

 『住まいの生涯パートナー』としての取り組みは、マンション分譲に限らず、初めての一人暮らしから老後まで、多岐におよんでいる。賃貸住宅、子育て世代向けのマンション、転勤・異動の際には留守宅管理のサービスも行っている。また、家族構成の変化や高齢化に合わせたリフォーム、バリアフリー化、住み替え、老後資金対策・土地活用・相続対策など、住まいへのニーズの変化にも対応する。

 昨年9月、同グループは、NPO法人「NPO長崎住まいづくり」を設立し、空き家問題が深刻化するエリアのまちづくり構想の策定および調査・研究に着手した。「年に2~3回、広報活動を兼ねて全社員でポスティングを行っています。私どもは、地場業者として、自分の目で、長崎のまちと住まいの変化を知らなければなりません」(柴田代表)。グループのスタッフ全員が、長崎の住環境を守ろうという気概にあふれている。

【山下 康太】

<COMPANY INFORMATION>
代 表:柴田 龍雄
所在地:長崎市栄町4-17
設 立:1985年10月
資本金:2,000万円
TEL:095-824-2417
URL:http://www.viva-city.jp​

 

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