2024年04月25日( 木 )

働き方改革とは(4)~好きと誇り

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 人は好きなこととやりがいを感じることには熱心である。研究好きは研究を、野球好きは野球をしている時が楽しい。嫌いなことになると当然それは逆になる。

 しかし、その2つも抜きんでた結果を求めようとすれば、素質や好きに加えて過酷な訓練をともなうことになる。繰り返し、繰り返し、体や脳みそに激しく汗をかきながら、半ば苦悶の世界で過ごさなければならない。だが、普通の企業をそんな人材で固めるのは現実的ではない。

 働きがいという言葉がある。働きがいとは、その仕事が好きということと働きに対する報酬が少なくないということに集約される。

 もう1つはその仕事に誇りがもてることである。よく部下は褒めて育てよというが、確かに人は評価されるほど、やる気になり良い仕事をする。

しかし、ほめて育てるというのは管理者にとってはもろ刃の剣である。ほめて育てるには少しばかり時間がかかるからである。

 管理職になる人間の多くは、それなりの意識の高さと所属組織に対するロイヤルティーをもっている。そして押し並べてせっかちである。だから部下に求める時間が彼らとは違ったものになる。この時間の要求が立場ギャップである。

(つづく)
【筑前 太郎】

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