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2020年01月08日 11:36

唯一無二のコンセプトワークで、次なるレジャーの新境地へ(前)

カトープレジャーグループ 代表取締役兼CEO
加藤 友康 氏

 スペイン王室ご用達の老舗レストラン「ホセ・ルイス」の日本初展開、その土地に息づく伝統的な和の食文化や歴史を生かしたリゾート施設や飲食店を手がけるカトープレジャーグループ。前例を踏襲せず、豊かなアイデアで新鮮な驚きが尽きない事業展開で、業界全体を変革したいという今後の展望について、同社代表取締役兼CEOの加藤友康氏に聞いた。

スペイン王室ご用達の老舗レストラン「ホセ・ルイス」
スペイン王室ご用達の老舗レストラン「ホセ・ルイス」

「伝統と革新」がコンセプト

 ――昨年11月1日に、渋谷スクランブルスクエアに老舗スペインレストランの「ホセ・ルイス」を開業された経緯を教えてください。

加藤 友康 氏
加藤 友康 氏

 加藤友康氏(以下、加藤) 6年前に日本生命保険(相)の大手町のプロジェクトでご依頼をいただき、世界的に有名な3つ星レストラン「HEINZ BECK」(ハインツ ベック)を開業しました。

 日本のマーケットを熟知している経験と、オペレーション(店舗を運営する仕組み)や財務リスクの責任を自社で取るカトープレジャーグループ(以下、KPG)の姿勢を評価していただき、新しい店舗をオープンするに至りました。

 「HEINZ BECK」は、イタリア・ローマで信頼を得ているレストランであることはもちろんですが、国によって歴史も食文化も違います。伝統的なイタリア料理を日本の食文化に合わせて提供できることが、お客さまに喜んでいただける決め手になります。

 味覚でいうと、日本で好まれる味と西洋で好まれる味は違います。また共通するところもありますが、イタリアと日本では食文化が違い、理解されにくい点もしっかりと見極める必要がありました。ローマでは夜の9時から深夜1時頃まで夕食のテーブルを囲みますが、そのままでは日本のライフスタイルに合いません。

 最近では、欧州の高級レストランのシェフが日本のデリケートな「うまみ」などの味覚の文化を勉強に、日本にきています。醤油やワサビなどの和食の調味料や技法も研究し、理解されつつありますが、日本と欧州では食の価値観が根本的に違います。「HEINZ BECK」のシェフのハインツ・ベック氏はKPGの理論を理解してくださるため、パートナーとして日本で店舗を立ち上げることができました。

 11月に開業した「ホセ・ルイス」は、スペイン・マドリードで60年以上の歴史があるレストランです。東急不動産(株)から渋谷駅直結の地上47階建てのランドマーク「渋谷スクランブルスクエア」を開業するにあたり、「HEINZ BECK」のように今までにない新しい業態のメイン店舗のご依頼をいただいたことがきっかけです。パートナーとして日本展開での提携が決まっていた「ホセ・ルイス」を、今回オープンした渋谷スクランブルスクエアに合う、新しいライフスタイルをつくるレストランとして提案しました。

 銀座店などで好調の「つるとんたん」も同ビルに出店していますが、日本ではこれ以上展開しない予定で、今後は、米国のボストンなど海外展開が中心になると考えています。

 「ホセ・ルイス」の二代目オーナーのセサル・ルイス氏の伝統的なスペイン料理に対する考え方と、日本の食文化に合う味覚を提供するKPGの革新的な姿勢を、融合した業態にしたいと考えてきました。セサル・ルイス氏はシェフであるとともに、経営オーナーとしてさまざまなマーケットをご存じのため、同じ方向性を共有することができ、レストラン事業での提携を決めました。日本とスペインでミーティングを重ねてきた甲斐があり、新鮮な驚きがある新しいメニュー構成になっています。

(つづく)
【石井 ゆかり】

<COMPANY INFORMATION>
代 表:加藤 友康
所在地:東京都千代田区大手町2-6-2
   (東京本社)
設 立:1962年4月
資本金:7,150万円
売上高:約250億円(グループ合計)

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