2024年05月05日( 日 )

ニッポンが面白くなるきっかけを千葉から~ちば起業家大交流会が開催

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 千葉県内では最大級の起業家応援イベント「ちば起業家大交流会」(主催:千葉県)が、1月30日に幕張メッセ国際会議場で行われた。

 このイベントは、千葉県の起業家を応援するプロジェクト「ちば起業家応援事業」の一環。ビジネスマッチングの機会創出、起業家同士の情報交換や人的ネットワーク形成支援などを通じ、千葉県内の起業を志す人の応援・育成を図り、県内の起業機運を高めることを目的に2015年から行われている。

 第5回目となる今年の大交流会は、会場内に「Red-zone」「Green-zone」「Blue-zone」の3つのブースを設置。起業家や起業を目指す方々に対し、起業に役立つセミナーや相談ブース、販促アイテムの実演などが行われた。会場内に設けられたフリースペースにはWi-Fiが完備されており、その場で商談を行う起業家の姿も見受けられた。

 午後1時から行われた「CHIBAビジコン2019ファイナルプレゼン」では、千葉県の課題解決につながるビジネスプランのなかから2次審査を突破したファイナリスト5組の代表者がプレゼンを実施。その後、千葉県内で活躍する現役経営者6人によるビジョンプレゼンが行われ、それぞれの経営者が創業のきっかけから現在に至るまでのプロセスやエピソードが紹介された。

 会の最後には、審査員と来場者の投票によって選ばれた今年度のちば起業家大賞と優秀賞が発表され、大賞にはドクターメイト(株)(青柳直樹代表)の「介護事業所向けのオンライン医療相談サービス」、優秀賞には、SHAREPOT-ichikawa-(菊地史穂子代表)の「地域専業ママを活用~サポート型調理代行サービス」と、(株)蜂蜜工房(井嶋幸裕代表)の「日本初ミード専門ワイナリー」が選ばれた。

ファイナリスト5組の面々(左)と、大賞に選ばれた青柳直樹代表(写真右)
ファイナリスト5組の面々(左)と、大賞に選ばれた青柳直樹代表(写真右)

 大賞に選ばれた青柳氏は、「介護における課題を解決することについて日本は最先端。課題を解決することが世界の課題を解決することにもつながると思う」とコメント。審査委員長を務めた吉野毅・県商工労働部長も、「千葉県のみならず日本ひいては世界が抱える課題を解決することが、地域活性化にも役立つと確信している」と話した。

【長谷川大輔】

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