わらび座ミュージカル「北斎マンガ」特設ページ
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
2021年02月25日 14:13

大野城の郷土料理「鶏ぼっかけ」を全国区&被災食の定番に~(同)華の実

 福岡県大野城市の郷土料理「鶏ぼっかけ」をご存知だろうか?

鶏ぼっかけ 「鶏ぼっかけ」はいわゆる汁かけご飯の1種で、コトコトと煮込んだ鶏肉の入った汁物をご飯にかけて食べる料理。大野城地域でまだ鶏肉が貴重なごちそうだった時代に、来客へのもてなしや宴会などの親睦の場で、シメの料理として振る舞われていた「ぼっかけ飯」がその起源とされている。料理名の“ぼっかけ”は、ご飯に汁物を“ぶっかけ”ることが由来といわれている。

 ただし、郷土料理というものの、地元・大野城市内での認知度はそれほど高くない。というのも、ベッドタウンとして人気の高い大野城市は市外・県外からの移住者も多く、そうした人にとって馴染みが薄いからだ。また「鶏ぼっかけ」は、市の着地型観光開発プロジェクトの一環として5~6年前に“ご当地グルメ”として開発・再定義され、PRされ始めた比較的歴史の新しい料理ということも理由の1つ。

 知名度の向上へ、地元有志が「大野城鶏ぼっかけ隊」を結成してPRに乗り出している。学校給食での提供、イベントへの出店、地元飲食店での提供など、大野城市、大野城市商工会、地域住民が1つになってPRに力を入れる。しかし、「大野城市といえば、鶏ぼっかけ!」といわれるほどの認知度を獲得できているかといえば、まだ道半ばといったところだ。

(同)華の実の代表・宮澤芳人氏
(同)華の実の代表・宮澤芳人氏

 「郷土料理のPRというと、つい市外への情報発信を考えてしまいがちですが、まずは地元の人に知ってもらうことが一番だと考えています」と話すのは、大野城市に本社を置く(同)華の実の代表・宮澤芳人氏。同社は主力の辛子明太子を中心に、九州・全国の“旨いもの”を全国のお客さまに届ける食品通販会社。定番商品だけでなく、OEMによって年間10品ほどのオリジナル商品の自社開発・販売も行っている。

 同社が開発・販売している冷凍タイプの『大野城市郷土料理 鶏ぼっかけ』(250g×3袋、税込1,620円)は、しょうゆベースのスープでつくることが多い鶏ぼっかけを、鶏ガラ・鶏肉ともに福岡県銘柄鶏「はかた一番どり」を100%使用した鶏ガラ白濁スープで仕上げた。冷凍タイプにすることで、出来立てのおいしさを損なうことなく鶏本来の旨みをギュッと濃縮。調理も湯煎だけの手間いらず。

 ご飯にかけて一口食べると、まずスープの甘い香りが鼻孔をくすぐり、上品な鶏の旨みが口いっぱいに広がっていく。鶏肉も柔らかすぎないしっかりとした歯ごたえで、かめばかむほど旨みが溢れ出し、後を引く、まさに箸が止まらないおいしさ。鶏ガラ白濁スープをベースにすることで、ご飯にかけるだけでなく、そのままスープとして飲んでもおいしく、さらに麺を入れたり、炊き込みご飯や煮物のベースにしたりと、さまざまな用途に使える。同社では自社の看板商品へと育てる考えだ。

大野城市郷土料理 鶏ぼっかけ

 さらに、近年頻発する自然災害や昨年からのコロナ禍などを念頭に、「温かいスープ系」「簡単調理」「個食提供が可能」「小さな子どもからお年寄りまで食べられる」「栄養価が高い」といった商品特性にも注目。「日頃の食卓に並ぶ“普段使い”の商品としてだけでなく、災害時には“被災食”としても兼用できるものを目指しました」(宮澤代表)という。

 こうして開発された同商品は、有事の際に被災地支援物資として活躍できる特産品としても位置づけられる。商品特性やコンセプトが評価され、昨年10月に全国商工会連合会の主催で開催された全国特産品評議会「buyer’s room(バイヤーズ・ルーム)」で審査員特別賞を受賞。同11月には地元・大野城市商工会から「大野城市商工会推奨品」の認定も受けるなど、各方面から高く評価されている。

 「商品としては間違いなく良いものができたと胸を張っていえますが、PR面はまだまだこれからです。まずは、新規移住者も含めた地元の大野城市民に認知してもらうことが一番で、そのためにはさまざまな取り組みを行っていこうと考えています。たとえば、地域フリーペーパーへの掲載や、大野城のPRも兼ねた動画制作・発信など。市民に知ってもらうことでSNSやメディアなどでの拡散確率を上げていき、いずれは『大野城=鶏ぼっかけ』と全国の方々から思っていただけるようになれば、うれしいですね。大野城市に本社を構える企業として、これからも当社の商品を通じて地元の地域活性化に貢献していきたいと思います」(宮澤氏)。

華の実

 大野城の郷土料理「鶏ぼっかけ」を食べてみたい方は、電話(0120-039-291)による注文のほか、西鉄「下大利駅」東口を出てすぐの同社店舗、または「大野城心のふるさと館」(大野城市曙町3-8-3)内の「ここふるショップ」で購入できる。これ以外にも、人気ナンバーワンの『辛子明太子』をはじめ、『アカモクとろろ』『丹波の黒豆』『博多もつ鍋セット』などの人気商品を取り扱っている。

【坂田 憲治】


<COMPANY INFORMATION>
(同)華の実

代 表 :宮澤 芳人
所在地 :福岡県大野城市東大利2-4-20
営業時間:午前10時~午後5時
TEL :0120-039-291

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

     

トップニュース

2021年04月21日 07:00

所有のコスト背負わず所有する無敵の「方程式」~星野リゾート(5)NEW!

 山口県長門市は、周知の通り、安倍前首相の本籍地である。安倍首相が2016年12月、まさにこの長門湯本温泉の老舗旅館「大谷山荘」に、首脳会談のために来日したプーチン大...

2021年04月21日 07:00

成功するための身だしなみ「Dress for Success」とは(6)NEW!

 『直近の春・夏コレクションはルイ・ヴィトン、グッチ、シャネルなど、どのメジャーなブランドも明るく希望があり、楽しくなるような色使いになっています。それはコロナ禍でも...

2021年04月20日 17:25

創業から約60年 天神のロシア料理店「ツンドラ」が閉店

 1960年創業の老舗ロシア料理店である「ツンドラが」惜しまれつつも5月7日をもって閉店することとなった...

2021年04月20日 17:11

「Made in ピエール・エルメ 福岡空港」4/19、堂々オープン!

 21世紀を代表するパティシエの1人、ピエール・エルメによる絶品のスイーツを販売する「Made in ピエール・エルメ 福岡空港」が19日に福岡空港国内線ターミナルビ...

2021年04月20日 16:52

シャンプー選びの悩み、DtoCパーソナライズが解消(前)

 現在販売されているシャンプーは1万種類以上といわれる。これまでは評判が売れ行きを左右し、販売戦略ではクチコミや商品レビューが重視されてきた。しかし、買う側からすると...

2021年04月20日 16:22

【訃報】西日本新聞社前社長・川崎隆生氏が死去

 (株)西日本新聞社の前社長で日本新聞協会副会長などを務めた川崎隆生氏が19日に死去した...

2021年04月20日 16:17

コロナ後の航空業界の在り方(前)

 コロナ禍により、航空業界は青息吐息の状態になっている。航空業界は、旅行業などと同様に「平和産業」と言われ、戦争やテロ、政情不安などが発生すると、需要が落ち込んでしま...

2021年04月20日 15:55

福島原発事故、アルプス処理水を海洋放出して良いのか~報道では語られない諸問題と私の提案(3)

 水は「水素原子2個と酸素原子1個が結合した分子」であり、そのうちの水素原子は「原子核に陽子が1個あり、その周りを電子1個が回っている」ことは、よく知られていることだ...

2021年04月20日 15:45

九州卸の雄・ヤマエ久野(1)

 ヤマエ久野(株)の祖業は、宮崎県の内陸部で始めたでんぷん製造。その後、飼料・酢類・食品雑貨を取り扱うようになり、現在に至っている...

2021年04月20日 15:23

福岡市内の飲食店に22日から時短要請、感染拡大防止協力金も給付

 福岡県は19日、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、県民に対して不要不急の外出自粛など、福岡市内の飲食店などに対して営業時間の短縮を要請すると発表した...

pagetop