2024年03月30日( 土 )

【飲食事業者の独立心、自尊心を育てよ!(4)】福岡の老舗ロシア料理店「ツンドラ」~閉店惜しみ午前中から長蛇の列

記事を保存する

保存した記事はマイページからいつでも閲覧いただけます。

印刷
お問い合わせ


   20日、老舗ロシア料理店「ツンドラ」(福岡市中央区)が5月7日に閉店すると報道された。同店は1960年創業と福岡におけるロシア料理店の草分け的な存在で、看板メニューのボルシチなどが幅広い世代に愛されてきた。

 しかし、後継者不在やテナント料の値上げに加え、新型コロナウイルス感染拡大が追い打ちをかけるかたちとなり、閉店を余儀なくされた。
 閉店報道から一夜明けた21日午前11時50分ごろに同店を訪れたところ、すでに店の前には長蛇の列ができていた。これこそが61年もの間、多くのファンに支えられてきた証といってよいだろう。

 これほど多くのファンに閉店を惜しまれる店が、福岡にはたして何店舗あるだろうか。飲食店経営者の皆様、仮に自店を閉店するとなった場合にどれだけ多くのファンが閉店を惜しみ、来店してくれるかを一度、想像してみてほしい。

【新貝 竜也】

(3)
(5)

関連記事