2024年05月21日( 火 )

【FFG】iBank社が『Wallet+』を八十二銀行に提供へ

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 ふくおかフィナンシャルグループ(FFG)傘下のiBankマーケティング社(福岡市)と長野県の地銀トップ行、八十二銀行(長野市)は5月24日、資本業務提携し、iBank社のスマホ向け資金管理・金融サービスアプリ『Wallet+』を八十二銀行が導入することで一致した。

 『Wallet+』は、提携金融機関の口座を登録すると残高や収支明細をスマホ画面上で確認でき、アプリ内で貯蓄専用の口座を開いて預金も可能。お金の使い道や投資の方法、お勧め料理や店舗の紹介など生活情報の提供、パートナー企業のクーポン券の配信といったサービス機能がある。

 2016年7月の福岡銀行を皮切りに、FFG傘下の熊本、十八親和のほか、資本関係のない沖縄、広島、十六(岐阜市)、南都(奈良市)、山梨中央(甲府市)、佐賀の計9行に提供している。iBank社の調べでは、今年4月末現在、9行合わせて140万ダウンロードを達成、「7月は提供開始から5周年になるが、当初に想定していた以上に好評」(事業開発部)という。

 銀行同士の営業エリアが競合する佐賀銀行は今年1月に導入した。同行は「預金者の便宜を考えて、こちらの方から提供をお願いした。ダウンロード数は予想以上」(営業統括部)と話す。

 八十二銀行はiBank社に資本参加したうえで22年夏をメドに導入する。『Wallet+』の機能は先行8行とほぼ一緒。iBank社への資本参加は山梨中央銀行を除き8行目。

【南里 秀之】

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