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2021年09月09日 09:00

【再掲】2050年代を見据えた福岡のグランドデザイン構想(47)~地下空間を活用して大規模地下駐車場を設置

C&C21研究会 理事 下川 弘 氏

 地上にある「ディズニー・フォレスト」には、全国から、あるいは世界中から、新たなディズニー・テーマ・パークに観光客が押し寄せるであろう。そこには、24時間利用可能な新福岡空港が存在するからである。

 その一方で、全国から自動車や観光バス・高速バスなどを利用して訪れる観光客にとっては、駐車場の問題が避けては通れない。また、周辺道路の交通渋滞を引き起こす恐れもあるだろう。

 そこで、ディズニー・フォレストの地下を活用して、自家用車5万台、大型バス1万台を収容できる大規模地下駐車場を設けることとする。
 しかも大規模な「バスタ」(集約型公共交通ターミナル)を新設し、高速・路線バス・観光バスの一大集積地にすることで、福岡都心部への高速バス進入を防ぐことで、渋滞の解消にもつながる効果が期待できる。

 また、駐車料金はある程度安価に設定することで、ディズニー・フォレスト利用客以外の福岡都心部を訪れるマイカーでの観光客の利用も見込む。この大規模駐車場を利用して、地下鉄や市内路線バスなどの公共交通機関を使って移動することで、まさに「パーク&ライド」()の実践となるであろう。

 さらに、現状は南北4kmにおよぶ空港の敷地によって分断されている東西の横断交通についてであるが、いくつかのアンダーパス(地下立体交差)を設けることで、地上のディズニー・フォレストに影響することなく、スムーズな移動を可能とする。

地下の活用1(大規模地下駐車場とバスタ&アンダーパス)

(つづく)

※:自宅から最寄りの駅や停留所までを自動車で移動し、そこに駐車して公共交通機関を利用して目的地まで移動する方法。自動車の利用時間が減ることで、「環境に優しい」「渋滞解消に寄与」「時間通りに目的地まで行くことができる」などの効果が期待できる。 ^


<プロフィール>
C&C21研究会 理事 下川 弘 氏下川 弘(しもかわ・ひろし)

1961年生まれ、福岡県出身。熊本大学大学院工学研究科建築学専攻修士課程を修了後、87年4月に(株)間組(現・(株)安藤・間)に入社。建築設計第一部や技術本部、総合企画本部企画部などを経て、99年1月には九州支店営業部に配属。その後、建築営業本部やベトナム現地法人、本社土木事業本部営業部長などを経て、2020年9月から九州支店建築営業部営業部長を務める。社外では99年9月からC&C21研究会事務局長(21年8月から理事)を務めるほか、体験活動協会FEA理事、(一社)日本プロジェクト産業協議会の国土・未来プロジェクト研究会幹事、(一社)防災教育指導協会顧問など数々の要職に就いている。

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