2021年12月07日( 火 )
by データ・マックス

中国経済新聞に学ぶ~街角グルメのタニシ麺が日増しに人気

 広西壮(チワン)族自治区柳州市で生まれた街角グルメのタニシ麺(螺螄粉)は、インターネットの発展にともなって日増しに人気が高まり、今では20数カ国・地域で販売され、インスタントラーメンのような爆発的な売上がある人気商品となった。

タニシ麺(螺螄粉)
タニシ麺(螺螄粉)

 「2021年タニシ麺業界発展白書」によると、新型コロナウイルス感染拡大のなかで「おうち経済」が消費ニーズの変化を促した。2020年以降、インスタント食品の消費量が目に見えて増加。便利ですぐに食べられるインスタント食品は人気ジャンルとなり、将来の食品市場の消費トレンドを牽引することも予測される。オンライン上で見られるインスタント食品の詳細なジャンル分けに基づくと、タニシ麺はインスタントラーメンに次ぐ2番目の人気ジャンルとなった。

 感染症対策が常態化した段階に入り、インスタント食品市場全体の増加率は鈍化したものの、タニシ麺はなお高い成長率を維持している。この傾向を牽引する主な要因は、消費者数の増加、客単価の増加、消費頻度の増加だ。平均消費頻度が年々増加していることから、消費者にとってタニシ麺を食べることは、インスタントラーメンと同じように日常的な食習慣になりつつあることがわかる。

 「タニシ麺を食べる自由」の時代が訪れ、タニシ麺は「検索で人気が出やすい性質」とスターや人気者のお勧めを受けて、人気が上昇し続けている。とくに20年以降は、インスタントタニシ麺メーカーの数が過去最高を更新した。

 「麺を食べる」ことがやたらと話題になることから、タニシ麺は多くの人にとってぜひとも食べたいグルメとなり、「あの濃厚な味わい」はもはや味覚への刺激を求めるだけでなく、喜びを与え、ストレスを緩和する飲食スタイルの1つとなった。

 調査によれば、タニシ麺を食べる頻度は月に2~3回が最も多く、タニシ麺ファンの29%を占める。タニシ麺を食べたくなる理由のトップは「あの味が無性に食べたくなるから」で全体の60%を占め、「辛さに挑戦したいから」が2位、「友人に強く勧められたから」が3位だった。

 タニシ麺を食べる目的のうち、「グルメを味わう」が最も重要なものであり、ほかには「味覚を刺激する」「食欲増進」「お腹を満たす」などが挙がった。意外なことに、多くの人がタニシ麺を仕事や生活のストレスを解消する方法、日々のネガティブな感情から自分を開放する手段と考えていた。もちろん、珍しいものを求める気持ちが、あまたのインスタント食品のなかからタニシ麺を選ぶ理由の1つではある。

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 データによれば、タニシ麺のファンは女性と若者が中心で、二線以下の都市や周辺エリアが最も主要な市場だ。人気上昇にともなって、男性消費者と「85後(1985~89年生まれ)」が徐々にその列に加わっている。オンライン消費額を見ると、華東地域で最も人気があり、次は華南地域と華北地域だ。

 味から見たブランド消費ランキングでは、臭みと辛さが特徴のブランドが圧倒的多数の地域で人気があり、華東地域と華中地域では相対的にあっさりした味のブランドが好まれる。柳州の消費者は地元発、地元製造の元祖タニシ麺ブランドをとくに好む。

 女性はより強い味わいの嗜好性をもち、濃厚なスープで具材の多いタニシ麺が人気だ。どのくらいの臭みを好むかについては、女性の方が男性よりも臭みの強い味を好む。世代別に見ると、「90後(90年代生まれ)」と「Z世代(95年~09年生まれの世代)」を含む若い世代は、タニシ麺により強い臭みと辛さを求めており、歯ごたえと具材の多さも魅力になる。

 都市のレベル別で見ると、新一線都市の消費者は具材の多さ、スープの濃厚さ、臭みの強さ、激辛味を求める。一線都市の消費者は相対的にあっさりした臭みのない、ピリ辛味を好む。


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