九州をひとつの塊としてネットワーク化、Qから始まる「九州ワークスタイル」

九州全域をつなげるJR九州の挑戦

　J R博多シティ「アミュプラザ博多」の駅の真下という一等地で、当社初のシェアオフィス・コワーキングスペース事業、第1号施設が「Co-working&Co-learning Space Q」です。世界中の異文化が交差する九州の玄関口で、さまざまな人が混じり合い、コミュニケーションによって価値が生まれるワークプレイスにしたいと思っています。ドロップインだけではなく、多様なニーズを取り込んでいけるような空間づくりやプランなど、フレキシブルに対応していきます。

　また、駅と駅をネットワーク化していきたいという思いがあります。それぞれのワークプレイスやシェアオフィス、コワーキングスペースが、顧客の囲い込みや会員の奪い合いをするのではなく、いかに連携できるか、鉄道会社としてチャレンジしたいと思っています。九州全域どこでも仕事ができるようになり、人が行き来することで、つながりが地域から九州へ拡大する、我々がその一助になれば。

　今回のイベントもそうした思いから、トッププレーヤーの方々とディスカッションを企画しました。福岡・博多エリアだけにとどまらず、九州全域を巻き込んだエリア活性化を行い、「エリアの価値向上」を目指していきます。

【文・構成：松本　悠子】

＜プロフィール＞
小池　洋輝（こいけ・ひろき）
九州旅客鉄道（株）　事業開発本部　開発部　まち創造担当部長
1996年に九州旅客鉄道（株）に入社。J R博多シティや各地のアミュプラザなどJ R九州の駅ビル開発・運営に従事。現在、博多コネクティッド（エリア再開発）やスマートシティ構想から地域プロデュースまで行う。

＜INFORMATION＞
Co-Working & Co-Learning Space「Q」　
福岡市博多区博多駅中央街1-1　JR博多シティ アミュプラザ博多 地下1階
TEL 070-4491-3250 （スタッフ対応時間：平日9時00分～19時00分）
HP：https://q.jrkyushu.co.jp/