福岡都心再生サミット 2021開催、市民がより幸福を感じるまちへ
-
11月12日、福岡地域戦略推進協議会および天神・博多地区でまちづくりを行う4つの協議会は、福岡市長・高島宗一郎氏らを招き、ウェルビーイングをコンセプトとするまちづくりのサミットを開催した。今後、福岡市の魅力を高めるために、働く人、学ぶ人の主観的なウェルビーイングが重要になるとして、その向上および可視化を目指す取り組みを進めていくことが提唱された。トークセッション「ウェルビーイング都市・福岡」での議論を中心に紹介する。
カギはウェルビーイング
11月12日の「福岡都心再生サミット2021 Beyond Coronavirusのまちづくり:Well-beingを感じられるまちへ」は、福岡地域戦略推進協議会(以下、FDC)(麻生泰会長)、天神明治通りまちづくり協議会(田川真司会長)、We Love 天神協議会(楢崎慶司会長)、博多駅エリア発展協議会(松下琢磨会長)、博多まちづくり推進協議会(同)主催によるもの。会場に約150名、オンラインでは北海道など他地域からの視聴者も含め約350名の計約500名が参加した。FDCによると、福岡の都心のまちづくりに携わる5つの協議会がこのようなかたちで公開サミットを開催するのは初めて。
冒頭の来賓挨拶で麻生FDC会長は、コロナ対応で新しい流れや必要性が生まれるなかで、福岡市が感染症対応シティを掲げ、感染症対策を打ち出していることを評価。天神ビッグバン、博多コネクティッドなどにより再開発が進むなかで、「日本でも魅力のある都市をつくりあげる」という使命感をもち、一体感・スピード感をもって取り組んでいくとして、対応力を備えた新しいまちが生まれることへの期待を表明した。
続いて高島市長は、2020年の同サミットにおいて、世界的に見ても珍しい「感染症対応シティ」というコンセプトを打ち出したことについて触れ、コロナ禍における新たな「まちづくり」のコンセプトが重要であると強調する。
高島市長が新たな「まちづくり」のコンセプト・キーワードとして提唱するのが、ウェルビーイング。これは、政府の骨太の方針、教育再生実行会議の提言においても盛り込まれた概念だ。現在、世界の共通言語として、カーボンニュートラルやSDGs、ダイバーシティ、インクルージョン、そしてウェルビーイングが取り沙汰されている。今後、都市はこれら世界基準となるプロトコルを実装していないと世界から取り残されてしまう可能性があるとして、これらをチャレンジングにまちづくりに取り入れていくことが肝要であるとした。
【茅野 雅弘】
月刊誌 I・Bまちづくりに記事を書きませんか?
福岡のまちに関すること、再開発に関すること、建設・不動産業界に関することなどをテーマにオリジナル記事を執筆いただける方を募集しております。
記事の内容は、インタビュー、エリア紹介、業界の課題、統計情報の分析などです。詳しくは掲載実績をご参照ください。
企画から取材、写真撮影、執筆までできる方を募集しております。また、こちらから内容をオーダーすることもございます。報酬は1記事1万円程度から。現在、業界に身を置いている方や趣味で再開発に興味がある方なども大歓迎です。
ご応募いただける場合は、こちらまで。その際、あらかじめ執筆した記事を添付いただけるとスムーズです。不明点ございましたらお気軽にお問い合わせください。(返信にお時間いただく可能性がございます)関連キーワード
関連記事
2024年4月26日 17:302024年4月8日 14:102024年4月3日 15:002024年4月25日 14:002024年4月15日 17:202024年4月5日 17:402024年4月25日 14:00
最近の人気記事
週間アクセスランキング
まちかど風景
- 優良企業を集めた求人サイト
-
Premium Search 求人を探す
- 業界注目!特集
-
産廃処理最前線
サステナブルな社会を目指す
- MAX WORLD監修
-
パーム油やPKSの情報を発信
パームエナジーニュース