コンパクトシティ・福岡の交通手段に、シェアサイクルという選択
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筆者によるチャリチャリレビュー
チャリチャリを利用しようと思ったら、まずは最寄りのポートがどこなのかを探す必要があるが、ポートは専用のアプリ内だけでしか探せず、ブラウザなどで検索をしても出てこなかった。つまり、本当に使いたい人しか使えない状態だった。使い方も専用アプリをダウンロードしないとわからない仕様だった(※現在ではブラウザでポートは見られる)。
チャリチャリではポートでカギを開けてから、返却時にポートでカギをかけるまでの時間の料金が発生する。となると、コンビニなどに立ち寄る場合、カギはかけるべきか。これはカギをかけるのが正解だという。カギをかけると、放置のカウントダウンがスタートするのでピックアップ(回収)の対象となってしまうが、30分から1時間程度であればそのまま再利用できそうだ。ただし、駅前など駐輪が許可されていない場所では、すぐに回収対象になってしまうので注意が必要。コンビニなど一時的にでも駐輪が許可された場所では、カギをかけて停めておける。逆にカギをかけないと、誰かに乗って行かれてしまうリスクがある。その場合は自分が乗っていなくても料金が発生することもあるので、コンビニなどに停まる際は必ずカギをかけるようにしたい。
さて問題は、チャリチャリは通勤に使えるのかということだが、残念ながらチャリチャリだけでは難しいだろう。筆者の場合、自宅がある中央区小笹から博多区博多駅南まで通勤しているのだが、自宅周辺にはポートがなく、この時点で行きの利用は選択肢から外れる。帰りは博多駅南周辺にポートがたくさんあり、借りるのは容易だが、肝心の返却するポートが家の近くにない。最寄りのポートまで約1.5km距離があるが、5ドックと数も少ない。また、少ないからこそポートが満車で返却に使えないことも多い。事前にアプリでポートの空きを確認することはできるので、3回調べたら1回くらいは利用できる程度となっている。空きが少ない場合は、ポートに着く前に満車になってしまう可能性もあるのだ。その場合は、他のポートを見つけて、返却する必要がある。それでは、家からバスで会社の最寄りバス停まで行き、そこから会社までの約1.5kmをチャリチャリで移動するケースを考えてみよう。博多駅南周辺はポートも多く、チャリチャリが使いやすい。今後、住宅街にもポートが増えれば、チャリチャリだけで通勤ができる日も来るだろう。
【外部ライター・奥野 晃一】
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