2022年05月19日( 木 )
by データ・マックス

イベルメクチンを使用して医師免許を停止されたメリル・ナス博士の言い分、ファシズム化するアメリカ

 NetIB-Newsでは、これまでに数度インタビューを掲載している寺島隆吉氏(国際教育総合文化研究所所長、元岐阜大学教育学部教授)のブログ「百々峰だより」の記事を紹介していく。
 今回は1月25日付の記事を紹介する。

寺島 隆吉 氏
寺島 隆吉 氏

 私は前回のブログを次のように結びました。

 <それはともかく、優れた医学者であるメリル・ナス博士は、イギリスの Daily Mail紙が流した記事「彼女によって被害が出た」とする記事に、早速次のような反論を書いています。それは、Global Research誌によれば次のようなものでした。

 * Dr. Meryl Nass: My Side of the Story, and the Constitutional protections that I believe are being abridged by the Misinformation Witch Hunt

 (医師メリル・ナス:私の言い分。偽情報に基づく魔女狩りによって損なわれた憲法上の保護)
https://www.globalresearch.ca/dr-meryl-nass-my-side-of-the-story-and-the-constitutional-protections-that-i-believe-are-being-abridged-by-the-misinformation-witch-hunt/5767467

 Dr. Meryl Nass、Global Research, January 18, 2022、anthraxvaccine.blogspot.com

 本当は、この彼女の言い分をここで紹介したいのですが、もうかなり長くなってきたので次回に回します。>

 そこで以下ではナス博士の言い分を紹介します。これは「anthraxvaccine.blogspot.com」という自分のブログに書いたものです。

 このブログの題名「anthrax-vaccine」を見ればわかる通り、炭疽菌(anthrax)が米軍によって生物兵器として使われたので、それに対するワクチン研究者として、このブログを書き始めたのでした。

 ナス博士がたどってきた経歴、そしてついには有名な人名録「Who'd Who in America」や「Who's Who in the World」に登録されるようにまで至った業績は、下記のサイトに詳細に記されています。

<経歴>
https://docs.Google.com/document/d/1P-qoaVgEfmWiQDx8PbWrwBL0dbXD2DwUjf9l4o5uHJs/edit

 この経歴を読んで、ナス博士は炭疽菌だけでなく、アメリカがイラクに侵略した結果、多くの兵士が「湾岸戦争症候群」に悩まされた問題にも、精力的に取り組んできた医師・研究者であることがわかりました。

 この「湾岸戦争症候群」は、米軍が使用した劣化ウラン弾や兵士に強制接種されたワクチンによるものではないかという、強い疑いが出されていました。このようにナス博士は炭疽菌だけでなく細菌兵器の専門家として、アメリカでは有名な人物でした。

 ところが、よりによって米国メイン州の医療委員会は、このような人物の医療免許を30日間も停止しただけでなく、博士の精神鑑定まで要求したのです。これは狂気の沙汰です。そのことがメディアの関心を集め、英紙Daily Mailまでが取り上げるという騒ぎになりました。

 これは、かつて「イベルメクチンの使用をした農夫が死んだ」という偽情報を信じた大手メディアが、イベルメクチン攻撃の先頭に立ったという事件と非常に似ています。この詳細は『コロナ騒ぎ謎解き物語2―私たちはガリレオの時代に戻るのだろうか』で書きましたので、ここでは割愛します。

 いずれにしても、これらの事件は、「巨大製薬会社やWHO(世界保健機関)がイベルメクチンという『安全・安価かつ有効な経口薬』が世界中に広まることに対して、いかに大きな恐怖感と敵対心をもっているか」を示す典型的事件でしょう。

 というのは、巨大製薬会社がEUA緊急使用許可(Emergency Use Authorization)されている実験的ワクチンの地位を、イベルメクチンが脅かすからです。ですから、アメリカでイベルメクチンの使用が広まることは、なんとしても阻止せざるを得なかったわけです。

 しかし、それは同時に「ファシズム化するアメリカ」を示す典型的事件ともなりました。

 それはともかく、彼女のブログを翻訳することによってメリル・ナス博士の言い分を直接聞いてみたいと思います。以下が、そのブログに掲載されていた「言い分」の全文です。
医師メリル・ナス
私の言い分。偽情報に基づく魔女狩りによって損なわれた憲法上の保護

 このブログの最後に、私は米国憲法修正条項をいくつか抜粋しています。この条項は我が国の最高法規です。

 州政府も、州機関もこれらの条項が保障している権利を軽視することは許されていません。これらの権利はすべての米国市民に保障されているからです。

 しかし、私の州の医療当局はこれらの権利を剥奪しようと躍起になっているのです。州の医療当局は、私を説得させる証拠を何1つ持っていないことを認識しているようです。だからこそ医療当局は私を法的尋問にかけようとし、私がここ6カ月に診察したすべての患者のリストの提出や、それ以上のことを求めています。

 私の話がこんなにもメディアを賑わせたのは、州医療当局が私に精神鑑定を受けるよう命じたからです。そのことが、国が所持する医師記録に強制的に記載されてしまい、その結果、私のことがメディアに知られることになりました。

 メイン州の医療当局が私を公的立場から「排除」しようとしているのですから、私は自分の言い分を公的に明らかにすることに何のためらいも感じていませんし、私は自分の気持ちを公表することをやめません。

 「火のないところに煙はたたない」というから、私が本当に患者にとって危険な医師かもしれないと考えている人に、私のこれまでの経歴や、私が患者をどう診察してきたかを知っていただきたい。私はおそらくメイン州で最も安全で、最も患者を大切にする医師の1人でした(その理由を今から述べます)。

1.この件に関して患者から州の医療当局に苦情の報告は1つもありません。何1つ。

2.私は今まで誤診を行ったことで責められたり起訴されたりしたことはありません。41年間の医師生活で一度もありません。

3.私が州の医療当局から注意を受けたのは一度きりです。それは15年ほど前のことでした。しかし告発した人は私に謝罪しました。詳しい調査を行ったところ、その告発者は私の治療法がすばらしいことがわかったからでした。そのときは、州の医療当局は私を支持しました。

4.私は、慢性的な病気や、病名がはっきりしない症状の病気など、難病の治療に取り組んで成功してきた医師としてよく知られています。

5.私は有名な人名録「Who’s who in America」「Who’s Who in the World」に載せられたことがあります。それは私の業績が認められたからです。具体的には、伝染病が生物兵器によって引き起こされたことを示す最初の科学的分析を行ったことです。

6.私は医師としての経歴のほとんどの時間を、これまでの治療法では「見捨てられてきた」患者たちの治療に充てるよう努力してきました。

 そのような患者のなかには、危険な炭疽菌ワクチンを打つよう強制された兵士たち、そのワクチンにより障害を受けた兵士たち、湾岸戦争後のストレスに苦しんでいた退役軍人たち、慢性疲労症候群の患者たち、ライム病患者たち、さらにはほかの医師たちが診断や治療ができない奇病に罹った患者たちがいました。

 私はこれまでの実践をCOVID患者の最善の治療法に活かすことに力を入れていました。それはほかの医師たちが治療法を見い出せず、患者の多くを院外に出してしまうことしかできていなかったからです。

7.私はCOVID治療の治療費は1回60ドルを請求していました。この治療費にはほかの不必要な費用は含まれていません。私がびっくり仰天したのは、州の医療当局が、私が患者に送った手紙やメールや、かけた電話の多くを、「遠隔治療だ」と批判していたことです。まるでそのメールや電話がすべて治療関係のものだったかのように。ほかの医師たちは、診察室から外に出た患者とは、その後、少しもやり取りをしないのでしょうか?

 私は夜や週末でも患者たちと会話してきました。そして多くの患者たちとのやり取りの内容を記録していました。ほかの医師たちも同じことをやっていると思います。

 しかし州の医療当局は、そのような患者たちに対する褒められるべき行為と、私がたった一度電話をかけ損ねたことを(その電話に対しては、私は掛け直したのですが、その時相手の医師が病院を出た後でした)、過失の罪に変えようとしました。挙句の果ては、認知力の低下、精神的疾患の罪に。

 ファイザー社やビオンテック社のCEOでさえ効果がないと考えているワクチン接種を支持せず、イベルメクチンやヒドロキシクロロキンのような安定した効果が期待でき、法的に認可された医薬品を使って患者の治療にあたろうとすると、そのような医師を、彼らはどんなことがあっても阻止せねばならないようです。

 COVIDの治療法として、従来の治療法以外の治療法を望んでいる患者たちはどうなるのでしょうか?従来の治療法とは、アンソニー・ファウチや、フランシス・コリンズや、ローレンス・タバクなどが中心となっている米国保健省が決めている治療法です。

 そしてこれら3名は結託して、COVIDが研究室で人工的につくられた可能性を隠そうとしていますし、「グレート・バーリントン宣言」(*)を執筆した名誉ある医師たちを「引きずり降ろ」そうとしています。

[* 米国の3名の医学博士が出した、COVIDを難病扱いしないことを求める提言]

 言い換えれば、政府公認のCOVID治療には、まだ告訴されていない犯罪者が関わっているのです。

 いったい州医療当局は、このような新しい治療を求める患者たちにどう対処するつもりなのでしょうか?

 州医療当局は、これらの患者が安価で安全かつ効果的なCOVID医薬品を入手することを断ち切り、いかなる選択肢も否定しようとしています。 さらには、そのような治療情報へのアクセスさえも断ち切ろうとしているのです。

 州の医療当局が合衆国憲法修正第1条の条項を反故にし、政府が決めた治療法を患者たちに押し付け、患者たちと医師たちの間の侵すべからざる絆(きずな)を破壊し続けている限り、黙っているつもりはありません。

 メリル・ナス

*トニー・ファウチは米国アレルギー・感染症研究所所長です。
フランシス・コリンズは、米国保健省長官を最近退官したばかりです。
ローレンス・タバックは、米国保健省の所長代理を務めています。

 この3名は、多くのメールが明らかにしているのですが、武漢の研究所に米国保健省がある機関を通じて資金を投じていたことを隠そうとしてきました。

 さらに嘘の科学論文を書き上げ、COVIDが研究室でつくられた可能性をかき消そうとしてきました(しかも自分たちの関わりがわからないようにこっそりと、です)。

 また、グレート・バーリントン宣言や、その執筆者の3名を破壊するための論文を発表することも行っています。さらにファウチは、連邦議会で複数回、嘘の証言をしています。

合衆国憲法の修正条項
修正第1条[信教・言論・出版・集会の自由、請願権][1791年成立]
連邦議会は、国教を定めまたは自由な宗教活動を禁止する法律、言論または出版の自由を制限する法律、 ならびに国民が平穏に集会する権利および苦痛の救済を求めて政府に請願する権利を制限する法律は、これを制定してはならない。

修正第4条[不合理な捜索・押収・抑留の禁止][1791年成立]

 国民が、不合理な捜索および押収または抑留から身体、家屋、書類および所持品の安全を保障される権利は、これを侵してはならない。いかなる令状も、宣誓または宣誓に代わる確約に基づいて、相当な理由が示され、かつ、捜索する場所および抑留する人または押収する物品が個別に明示されていない限り、これを発給してはならない。

修正第14条[市民権、法の適正な過程、平等権][1868年成立]

 第1項 合衆国内で生まれ、または合衆国に帰化し、かつ、合衆国の管轄に服する者は、合衆国の市民であり、かつ、その居住する州の市民である。いかなる州も、合衆国市民の特権または免除を制約する法律を制定し、または実施してはならない。いかなる州も、法の適正な過程によらずに、何人からもその生命、自由または財産を奪ってはならない。いかなる州も、その管轄内にある者に対し法の平等な保護を否定してはならない。

注。1866年6月13日に議会を通過。1868年7月9日成立。憲法第1条第2項は第14条第2項に移動された。

訳注:上記「憲法修正条項」の和訳はアメリカ大使館HPに載せられているものを転載した。
https://americancenterjapan.com/aboutusa/laws/2569/

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