2022年08月20日( 土 )
by データ・マックス

日中国交50年 芸術家・中島淳一氏が『日中の夜明け』を中国駐日大使館に寄贈

日中国交正常化の節目となる2022年

 日中国交正常化50周年となる2022年の旧正月を祝うため、大晦日にあたる1月31日に「東京タワーレッドライトアップ」が東京タワー(東京都港区)で開催された。1972年9月25日に田中角栄首相と大平正芳外務大臣が訪中し、日中が国交を正常化してから今年で50周年になることから、より一層の日中友好関係を築くことを目指して東京タワーレッドライトアップ実行委員会が主催しており、(後援:外務省、東京都、佐賀県、大分県、中国駐日大使館)今年で4回目の開催となる。

左から、中国大使館領事僑務部参事官兼総領事・詹孔朝氏、画家の中島淳一氏。中央は「日中の夜明け」の作品
左から、
中国大使館領事僑務部参事官兼総領事・詹孔朝氏、
画家の中島淳一氏。
中央は「日中の夜明け」の作品

    今回、日中国交正常化50周年を記念し、国内外で絵画制作・発表や演劇活動を行っている芸術家の中島淳一氏が、作品『日中の夜明け』を中国大使館領事僑務部に寄贈した。中島氏は「2022年が日本と中国の夜明けの年となるように、という願いを込めて制作しました。日本は中国との歴史的な関係も深く、経済、文化などの日中交流をさらに活発にすべきだと感じています。中国との関係をこれまでより発展させることで、日本は国として発展していくのではないかと考えています」と語る。

 中島氏は米国に留学していた22歳のときに画家としての活動をはじめ、ある日、印象的な夜明けの場面と出会って深い感銘を受けた経験から、夜明けをモチーフにした多くの絵画を制作してきた。国内外問わず、さまざまな場所で夜明けを見てきたときの感覚が中島氏の心のなかで化学反応を起こし、独自の作品が生まれている。

 『日中の夜明け』は、中国で祝いの色とされる赤色と金色を用いて自然を描いた作品。中島氏は「夜明けの空は、具象画でもありながら、究極の抽象画ともいえる奥が深いモチーフです」と話しており、伝えたい思いを夜明けの絵に込めている。

 中島淳一氏は1人で脚本・演出・主演をする一人演劇を行う劇団エーテルを主催して『ゴッホ』『孔子』『釈迦』などの作品を上演するなど、多才な才能の持ち主。

東京タワーライトアップで旧正月を祝う

東京タワーレッドライトアップ
東京タワーレッドライトアップ

 今回の「東京タワーレッドライトアップ」では、東京タワーを赤色にライトアップするとともに未来への夢を連想する「未来」という文字を点灯した。点灯式では、元卓球日本代表選手・福原愛氏による東京上空からのヘリレポートが流され、中国駐日本国大使館臨時代理大使の楊宇氏、岸田文雄総理大臣、林芳正外務大臣、小池百合子東京都知事、潘岳中国国務院僑務弁公室主任らによるビデオレターが放映された。

 点灯後は、日本と中国に関わりの深いミュージシャンなどによる舞台パフォーマンスが行われた。TikTokでの『鳩時計』ネタなどで知られるお笑いトリオ「ビックスモールン」による北京オリンピックをモチーフにしたパフォーマンスが披露されたほか、大分県竹田市久住町を拠点として世界に向けて活動をする「DRUM TAO」による和太鼓の演奏や、日本と中国のクオーターの寺島礼美氏を中心にした音楽ユニット「Motto Motto」(起来)などの公演が行われた。


<プロフィール>
中島 淳一
(なかしま じゅんいち)
1952年、佐賀県唐津市生まれ。75〜76年、米国ベイラー大学留学中に、英詩と絵を書き始める。各国の絵画展で多くの賞を受賞。86年より、脚本・演出・主演の一人演劇を開始。2017年にはニューヨーク・日本クラブのギャラリーで個展を開催するなど、国内外で、日夜、精力的な芸術創作活動を行っている。劇団エーテル主宰。

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