ららぽーと開業で変わる!?博多SOUTHと南区・大橋(1)
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ついに開業!九州初のららぽーと
福岡市博多区那珂の青果市場跡地で開発が進められていた「三井ショッピングパーク ららぽーと福岡」(以下、ららぽーと福岡)が4月25日、いよいよ開業を迎えた。天気にも恵まれた開業初日は、平日にもかかわらず多くの来場者が訪れ、福岡および九州初となる噂の「ららぽーと」を思い思いに楽しんでいた。
施設入口にあたる筑紫通りに面したフォレストパークには、九州初の実物大ガンダム立像となる「RX-93ff ν(ニュー)ガンダム」が屹立。高さ約20mの巨大なガンダム立像は見る者を圧倒し、来場者らは老若男女を問わず「大きい」「すごい」などの感嘆の声を漏らしながら、スマホを構えて写真を撮るなど、ららぽーと福岡のシンボルとして唯一無二の存在感を放っている。JR鹿児島本線側の入口では、立体的な階段状の花壇からなるフラワーパークや、巨大な中庭状のオーバルパークが来場者を出迎える。ただし、多くの人はそのまま施設屋内に入っていくようで、エントランス部分での滞留はほとんどなく、筑紫通り沿いのガンダム立像前ほどの賑わいはなかった。
三井不動産が展開するリージョナル型ショッピングセンター・ららぽーと福岡は、「ららぽーと」ブランドとしては九州初進出となる大型複合商業施設で、開発にあたっての事業主体は、三井不動産(株)、九州電力(株)、西日本鉄道(株)の3社が共同で設立した博多那珂6開発特定目的会社。青果市場跡地の敷地面積約8万6,600m2に建てられたS造地上5階・地下1階建の店舗棟や、S造地上7階建の立体駐車場棟2棟などで構成され、全体の延床面積は約20万6,400m2、駐車場は約3,050台分を確保している。
施設の大きな特徴として、1~5階の全フロアの屋内外に「オーバルパーク」「スポーツパーク」「アグリパーク」「メディアパーク」などの9つの多彩なパーク(広場)を配置。子どもから大人まで、幅広い世代のお客が交流し、新しい体験に出会い、遊びもくつろぎも満喫できる場としている。
店舗棟の内部は、中央部に1~3階部分にわたって吹抜空間が設けられているほか、1~3階部分は各階ごとに大きく回遊できるかたちの通路に沿って店舗が配置。九州初出店57店を含む全222店が並んでおり、「福岡初」「新業態」などを冠したさまざまな個性ある店舗を取りそろえた。また、店舗棟の4階部分には、最新設備を備えた9スクリーン・1,322席のシネコン「TOHOシネマズ」が入るほか、「ガンダムパーク福岡」が入居。ガンダムパーク福岡の入り口には12分の1サイズのνガンダム&サザビー立像が立ちならび、ガンダムとコラボレーションした体感型アクティビティ施設のほか、グッズ販売やアミューズメント機能などが盛り込まれており、ガンダムを中心とした複合エンターテインメント施設となっている。
【坂田 憲治】
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