2024年04月20日( 土 )

スーパーゼネコン決算、「工事採算の低下」顕著に(前)

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(株)大林組

国内建築は採算割れ

 22年3月期は売上高1兆9,228億円(同8.8%増)、経常利益498億円(同61.3%減)、当期利益391億円(同60.4%減)を計上。建設事業、不動産事業、PFI事業などが前年比増となったことから増収をはたしたが、複数の大型工事で工事損失引当金を計上したことなどから、大幅減益となった。不動産事業が前期比86億円の大幅増益(営業利益)となるなか、国内建築工事が89億円の営業赤字となるなど、工事採算性の悪化が目立った。

 受注高が持ち直し、次期繰越高も引き続き2兆円を超えたことなどから、今期の売上高は2兆円、経常利益は1,000億円を超える見通し。今期からは営業利益1,000億円をボトムラインとする新たな中期経営計画に取り組み、5年間で環境配慮型ビルや物流施設といった開発事業に3,000億円を投資していくという。

大林組 決算

【永上 隼人】

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