2022年08月13日( 土 )
by データ・マックス

スーパーゼネコン決算、「工事採算の低下」顕著に(前)

 5月13日までに竹中工務店を除くスーパーゼネコン4社の決算が出そろった(竹中工務店は12月決算かつ非上場)。全社が増収をはたしたが、資材価格高騰などによる工事採算性の低下から、鹿島建設と竹中工務店を除く3社が大幅減益を余儀なくされている。次期繰越高は増加傾向が続き、受注高も各社安定した数値で推移。今期予想は全社が増収予想とした。利益面では、「競争環境の激化」を懸念材料として挙げ、大林組と清水建設以外が減益予想する。建設投資は引き続き活況にありながらも、資材価格高騰に悩まされるスーパーゼネコン5社の直近決算を見てみよう。

大成建設(株)

来期は「一層の努力」

 2022年3月期は売上高1兆5,432億円(同4.3%増)、経常利益1,032億円(同24.0%減)、当期利益714億円(同22.8%減)となった。当初予想は上回ったものの、前々期比で利益は半減。建築事業の営業利益率低下(47.0%減)の影響が大きかった。

 次期繰越高は2兆5,959億円と高い水準をキープし、「(仮称)沢井製薬 第二九州工場」をはじめとした受注高は1兆5,897億円と前期比で増加し、今期は売上高1兆8,000億円、経常利益1,000億円、当期利益670億円を予想。民間投資、公共投資ともに堅調を見込みながらも、厳しい価格競争やさらなる原材料・燃料価格リスクから、減益予想とした。来期は売上高2兆円、当期利益1,000億円を目標に据えるが、資材高やウクライナ情勢から「目標達成に一層の努力が必要」と加えた。

大成建設(株) 決算

【永上 隼人】

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