ららぽーと開業で変わる!?博多SOUTHと南区・大橋(3)
-
また、マンション以外でも、筑紫通り沿いの福岡中央銀行・筑紫通支店が隣接地で建替え工事を進めているほか、ららぽーと福岡から筑紫通りを挟んで対岸にあるカガミ産業(株)(福岡市中央区)の五十川倉庫では解体工事が進められている。同倉庫の解体完了後には何らかの再開発がなされる公算が高く、ららぽーと正面という立地だけあって、注目を集めそうだ。
なお、博多SOUTHに含まれる那珂校区や弥生校区などは、前出のコマーシャルモール博多やフォレオ博多といった商業施設=生活利便施設の充実もあり、もともと人口・世帯数の伸び率が高く、とくに子育て世帯からの居住人気が高いエリアだった。ららぽーと福岡(旧青果市場)の周辺こそ事業所やマンションが混在しているが、それ以外の竹下や諸岡などでは戸建を中心とした住宅街が形成されており、現在のようにマンション開発が旺盛ななかでも、依然として戸建住宅人気も高いようだ。ただし、前述の土地価格高騰などの影響もあり、状況は変わってきているという。
「ららぽーと決定前であれば、仕様・規模で差はあるにせよ、1戸あたり3,400万円~3,600万円くらいがエリア内の相場でした。ですが最近は、1戸あたり4,500万円くらいまで上昇してきています。賃貸の家賃相場も上がってきていますし、ららぽーと効果で、人気の居住地になってきていますね」(ハウスドゥ 博多ミスト・白石拓一郎エージェント)。
これまではどちらかといえば少し暗い閉鎖的なイメージだった博多SOUTHの印象が、ららぽーと福岡の開業によって明るく開放的なものに刷新された。その結果、居住人気はますます高くなってきているようだが、一方で居住ハードルも上がっているようだ。
【坂田 憲治】
月刊誌 I・Bまちづくりに記事を書きませんか?
福岡のまちに関すること、再開発に関すること、建設・不動産業界に関することなどをテーマにオリジナル記事を執筆いただける方を募集しております。
記事の内容は、インタビュー、エリア紹介、業界の課題、統計情報の分析などです。詳しくは掲載実績をご参照ください。
企画から取材、写真撮影、執筆までできる方を募集しております。また、こちらから内容をオーダーすることもございます。報酬は1記事1万円程度から。現在、業界に身を置いている方や趣味で再開発に興味がある方なども大歓迎です。
ご応募いただける場合は、こちらまで。その際、あらかじめ執筆した記事を添付いただけるとスムーズです。不明点ございましたらお気軽にお問い合わせください。(返信にお時間いただく可能性がございます)法人名
関連キーワード
関連記事
2024年5月5日 06:002024年5月2日 15:452024年5月2日 11:302024年5月2日 18:002024年5月2日 17:502024年5月1日 15:002024年4月25日 14:00
最近の人気記事
まちかど風景
- 優良企業を集めた求人サイト
-
Premium Search 求人を探す
- 業界注目!特集
-
産廃処理最前線
サステナブルな社会を目指す
- MAX WORLD監修
-
パーム油やPKSの情報を発信
パームエナジーニュース