2024年04月25日( 木 )

【コロナ禍を越えて(15)】最終戦争で人類破局か

記事を保存する

保存した記事はマイページからいつでも閲覧いただけます。

印刷
お問い合わせ

 「日本人は宗教を捨てるか!」と、このコーナーで予告した。ある美術家から苦悩の選択を告げられた。「この2年間、個展もできずに無収入となり、家を売りました。美術家業を断念します」というものだ。コロナ禍のなかで1人の美術家が抹殺された。

 これは個人の領域だが、ここからは日本の存亡に関わる核心事項である。アベノミクスの破綻がクローズアップされてきた。円安と物価高。1割の金持ちは生き残れるが、9割の国民は瀕する経済動乱に巻き込まれるであろう。2025年までにデノミネーション(新貨幣導入による通貨単位の切り下げ)が導入される懸念もある。

 世界に目を転ずれば、食糧危機が蔓延し、庶民たちがいたるところで「食をよこせ!」と暴動を起こす恐れがある。各国で、為政に尽くすことに失敗する危機感が高まる。大動乱へとエスカレートしていけば、最終戦争=核戦争に突入し、人類滅亡の事態も想定される。最終局面で人類の英知が集結されるのだろうか。

(了)

(14)

関連記事