2024年03月29日( 金 )

流通業界、市場変化の臨界点(1)

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 我が国の年間家計支出平均は、1世帯当たり382万円。そのうちの22%の85万円程度が食費支出である。総世帯を約5.000万と仮定すると、内食の市場は42兆円。これに宿泊施設や給食などを除く外食の8兆円程度を加えて、食の小売市場は約50兆円。
 ただ問題は、それがここ20年以上、ほとんど成長していないことだ。国際的に見て、これは異常なことである。その背景には人口動態の問題だけでなく、供給過多(過剰店舗)による厳しい価格競争がある。そして、その淘汰・競争は今後の市場縮小もあいまって、今後、ますます厳しさを増す。

利益が出なくなった従来型小売業

kaimono_img 1985年当時の大手小売業10社のうち、現在も単独でその名前をとどめているのはセブン&アイ、イオンなど4社に過ぎない。しかも、そのすべての企業が、今や“本業”と言われる小売部門で利益を出せなくなってしまっている...(⇒つづきを読む)

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