原中まさし福岡県議会元副議長、「政経セミナー2023」開催
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2月22日、「天神スカイホール」で原中まさし福岡県議会議員、元副議長(立憲民主党、3期、福岡市中央区選出)が「政経セミナー2023」(県政報告会)を開催した。
会場には、来賓の服部誠太郎福岡県知事や藤田桂三連合福岡会長、稲富修二衆議院議員をはじめ、地元の支援者や支持団体などから約200名が集い、4月の統一地方選挙に4期目の挑戦をする原中氏への期待を感じさせるものとなった。
挨拶を行った後援会長の砂川由弘・元九州労働金庫理事長は、「原中県議は、初当選以来、県議会ごとに一般質問、代表質問に立ってまいりました。その基礎は県庁職員時代に、労働組合として培ってきた地方自治とはどうあるべきか。ここが原点だと思います」としたうえで、「今までになく厳しい選挙となると思います。北九州市長選挙にみられるように、住民の既成政党批判は予想を超えるものがあります。昨年から支持者訪問を連日行い、支持者の方お1人お1人に声をかけ、3期12年の実績をお伝えしております。今日お集まりの皆さまのお力で、何とか4期目を押し上げていただきたい」と力説。集まった人々に支援を呼びかけた。
来賓講演として、福岡県知事の服部誠太郎知事が福岡県政についての講演を行った。「原中県議は、県議会のなかで信頼を集めていらっしゃいますが、県職員のファンも多い。県議会においても積極的に質問に立たれています」と述べつつ、これまでの取り組みを称賛した。
また、開会中の2月定例議会に提案中の令和5年度予算の概要について服部氏は「企業発展のカギとなる女性の活躍を進めていきます。IT分野は意外に女性が少なく、建設業などで女性の活躍を進めます。また、昨年度は障がいのある方の就業就労の場として、大牟田市と大野城市に国立国会図書館の蔵書をデジタル化する就労の場を設けました。複数の事業所の皆さんから50人を超える障がいのある方より就業していただきました」として「県民1人ひとりがいきいきと輝く社会づくりを進めていき、人材育成に積極的に投資をしてまいりたい」と県の方針を語った。さらに服部氏は「これからの日本を支えていくのは、九州、福岡県であり、福岡県は、日本のリーダー県にふさわしい県に飛躍発展していかなければなりません。原中先生に引き続き県議会で頑張っていただきたい。皆さまには原中先生が勝ち抜かれるよう絶大なご支援をお願いしたい」と訴えた。
続いて元西日本新聞論説委員長で現在、久留米大学福岡サテライト室長・筒井博人氏より、国政に関する基調講演が行われた。
筒井氏は「岸田首相の内閣改造は、支持率浮揚どころか支持率を下げている」と指摘。「安全保障や外交は大事だとみんな理解しているが、国民の立場からすると生活に直結する問題に取り組んでほしい。生活が厳しいなかで防衛費調達のための増税といわれてもなかなか理解は得られない」と厳しい国民感情を語り、「今年は、政局になるのかならないのか非常に重要な年になる」との見方を示した。
原中氏は、県議会報告とともに「幅広い皆さまにお支えいただいております。副議長は、議会のなかのセンタースタンドであり、議長席から議会を見ることはめったに経験できるものではありません。私にとっては貴重な経験でした。これからの県議会活動にしっかり生かしていかなければならない。今日は服部知事がお話をされましたが、510万県民の皆様1人ひとりの生活を守っていく、暮らしを守り、地域経済をしっかり発展させていく。そのためには、行政側と議会側の車の両輪でしっかり福岡県を発展させなければならない。生活がよくなるようこれからも県議会活動の柱にしっかり据えてこれからも頑張っていきたい」と4期目に向けた強い意気込みを語った。
【近藤 将勝】
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