2024年05月09日( 木 )

西の雄サワライズ、博多でクリニックビルを開発

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 福岡市西区姪浜、そして小戸エリアのまちづくりに欠かせない地元企業として、不動産、介護、レジャーなど、多岐にわたり事業を展開している(株)サワライズ(福岡市西区、柴田耕治代表)。

 同社は現在、福岡市地下鉄・祇園駅から徒歩5分程度の博多区冷泉町で、クリニックビル「(仮称)冷泉町クリニックビル」の開発に取り組んでいる。

(仮称)冷泉町クリニックビル開発現場
(仮称)冷泉町クリニックビル開発現場

    建築物の概要は、プレストレスRC造の5階建、延床面積2,142.07m2、ワンルーム外2戸の住居も備える。設計は(株)松山建築設計室が担当しており、2024年4月頃のオープンを予定している。

 サワライズは100年以上の歴史を誇る老舗企業であり、上述の通り多岐に渡る事業を通じて、福岡のまちづくりに寄与しているが、その始まりが石炭採掘業にあることは意外と知られていない。

 石炭採掘が盛んだった大正時代、同社は姪浜炭鉱(現在の小戸~豊浜エリア)を拠点として当時のエネルギー供給を支え、炭鉱夫への住まいの提供、採掘作業中にケガを負った炭鉱夫を治療するための診療所の開設など、徐々に事業領域を拡大していった。

 現在も同社は、社会の真ん中にあるのは「人」との思いを軸に、地域住民の生活利便性の向上をはたすべく、さまざまな開発に取り組んでいる。

 冷泉町で建設が進むクリニックビル同様、地元姪浜でも来春オープン予定で、複合商業施設「MEINOHAMA STEPS(仮称)」(読み:メイノハマ ステップス)の開発に取り組んでいる。サワライズ直営の、飲食やインテリア、ヘアサロンといった店舗が集約された、姪浜の新たなランドマークとして期待されている。

メイノハマ ステップス外観イメージ
メイノハマ ステップス外観イメージ

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【代 源太朗】

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