2024年11月03日( 日 )

【福岡市】脱炭素の補助事業「カーボンニュートラルパッケージ」を開始

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福岡市 脱炭素関連各種補助事業 カーボンニュートラルパッケージ    福岡市はこのほど、脱炭素関連の各種補助事業「カーボンニュートラルパッケージ」を開始した。過去最大の補助規模となる4億5,875万円の予算が計上され、そのCO2削減効果としては、森林面積約2,040ha(福岡PayPayドーム295個分)のCO2吸収量に相当する年間計1万396tが見込まれるとしている。

 市民向け・事業者向けにそれぞれ各種補助メニューが用意されている。市民向けメニューでは、(1)太陽光発電など住宅用エネルギーシステムの導入、(2)電気自動車(EV)・燃料電池自動車などの購入、(3)EVなどの充電設備設置、(4)ECOチャレンジ応援事業の4つが補助の対象となる。

 うち(4)については、市民の脱炭素行動(電気やガスの使用量削減など無理のないエコアクション)に対して、交通系ICカードに最大5,000円相当のポイントを付与するという内容で、福岡市のほか新宮市の世帯も対象としている。

 事業者向けメニューでは、(5)事業所のPPAによる再エネ設備導入支援事業、(6)脱炭素建築物誘導支援事業(ビルやマンションなど)、(7)事業所の省エネ設備導入支援事業の3事業が補助の対象となる。

 市は脱炭素社会の実現に向けて「2040年度 温室効果ガス排出量実質ゼロ」を掲げ、昨年改定の「福岡市地球温暖化対策実行計画」において、30年度における温室効果ガス削減目標を「13年度比で国の46%を上回る50%削減」としていた。今回の補助事業は、その実現に向けた取り組みの一環だ。

 なお、個人・事業向け事業それぞれで、受付開始時期や補助金額の枠が異なる。詳しい情報は市のホームページ(福岡市 「カーボンニュートラルパッケージ」 スタート!!)で確認できる。

【田中 直輝】

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