2024年04月29日( 月 )

【6/17】大逆事件と熊野の理想郷建設に関する講演~からつ塾

記事を保存する

保存した記事はマイページからいつでも閲覧いただけます。

印刷
お問い合わせ

 唐津市の民間団体が企画する講演会「からつ塾」が、明日(17日)に唐津市で開催される。

 今回は「熊野、新しき村『黎明が丘』のロマンと真実」と題して、三重県熊野市在住の郷土史家の中田重顕氏を講師に招く。

からつ塾「熊野、新しき村『黎明が丘』のロマンと真実」 1918年、作家として知られる武者小路実篤が、宮崎県に新しき村という理想郷を建設したことは著名であるが、翌年、遠く離れた紀伊山地の熊野にも「黎明が丘」というもう1つの新しき村が建設されたことは知られていない。

 先立つ1910年、明治天皇の暗殺を企てたとして幸徳秋水をはじめとする社会主義者・無政府主義者らが次々と逮捕された大逆事件。翌年死刑判決が下された24人のうち6人が紀州熊野の人であり、「黎明が丘」にはこの大逆事件紀州組が大きな影響を与えていた。

 講演は大逆事件と黎明が丘を結ぶ線を明らかにし、紀州熊野の地で反権力を掲げた人々のロマンに迫る。

■SEMINAR INFORMATION

<演題>
熊野、新しき村『黎明が丘』のロマンと真実
<日時>
6月17日(土)午後3時~5時
<会場>
唐津ビジネスカレッジ
(JR東唐津駅北側、徒歩1分)
<参加費>
1,000円(学生500円、中学生以下無料)
<参加方法>
予約不要。直接会場へ
<URL>
http://karatsujuku.com/lecture153/
<FACEBOOK>
https://www.facebook.com/karatsujuku
<問い合わせ先>
090-6444-9754(小柳)

【寺村 朋輝】

関連キーワード

関連記事