2024年05月09日( 木 )

ゼネコン&マンションデベロッパー103社特別レポート2023発刊!(2)福岡の上位地場ゼネコン、半数が増収

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 (株)データ・マックスはこのほど、福岡県における売上高上位のゼネコン83社、デベロッパー20社、計103社に加え、福岡に拠点を置く九州地区のゼネコン26社に対し調査を行い、「特別レポート2023」を発刊した。同レポートは活況が続く業界の裏で、資材の高騰や人材不足、目前に迫る「2024問題」などの問題を浮き彫りにしている。

 今回の調査では、ゼネコン83社のうち約半数となる43社が増収となった。さらに、売上高を基準に順位付けを行ったところ、順位に変動はあるものの、上位10社の顔触れは昨年度と変わっていなかった。

 売上高が100億円を超えた企業の数も昨年度と同じく11社。上位2社は昨年度の減収分を上回る伸びを見せ、300億円台と200億円台の企業がそれぞれ1社ずつあった。

 北九州市に本社を構える美里建設(株)は31億円の大幅増収となり、昨年度の10位から6位へ浮上した。また、伸び率で目立ったのは(株)黒木工務店と香椎建設(株)。今回100%を超える伸び率となったのはこの2社のみとなっている。

 売上高が増加した要因としては、円安や物価高による資材価格の高騰が進むなか、価格転嫁が追い付いてきた影響が大きいと考えられる。しかし、人件費の上昇分を転嫁できていない企業も多く、増収増益となった企業は28社にとどまった。

【岩本 願】


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