自民党福岡県議団元議長・中尾正幸氏を県議会副議長に擁立

    福岡県議会の最大会派・自民党県議団が次期副議長に、元議長で現在、県議団幹事長を務める中尾正幸氏を擁立する方向であることが分かった。

 月内に開催される県議会臨時会で選出される見通し。これにより福岡県議会は議長経験者が正副議長を務める体制となる。議長・蔵内勇夫氏が全国都道府県議会議長(2年任期)に就任することがほぼ固まっており、来年からは世界獣医師会会長も務めるなど多忙となることへの対応が背景にある。

 中尾氏は、北九州市若松区選出。2003年の県議選で当選し当選6回。自民党福岡県連青年局長などを歴任。19年から自民党県議団幹事長を務めている。

 自民党関係者によるとベテランの中尾氏が副議長として蔵内氏を支えることを期待されているようだ。

 現在、副議長は久留米市・うきは市選出の江口善明氏が務めているが、議長・蔵内氏は筑後市選出で共に県南地域である。政令市である北九州市域から副議長が選出されることは県政のバランスからも重要な意味をもつとみられる。

【近藤将勝】

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