OCHIホールディングス、25年3月期決算　M&A効果で増収も大幅減益

　8日、OCHIホールディングス（株）（本社：福岡市中央区、越智通広代表）は2025年3月期の連結決算を発表した。それによると、売上高は1,170億8,400万円（前期比3.3％増）、営業利益は14億7,100万円（同31.8％減）、経常利益は19億2,900万円（同29.4％減）、当期純利益は10億4,000万円（同50.3％減）で、増収減益となった。

　決算要因としては、前期に続くM&Aの実施によって売上は拡大したものの、主力である戸建住宅着工戸数の減少に加え、関連費用の計上が利益を圧迫した。とくに、2024年10月に子会社化した弓田建設の連結にともなう費用が響いたほか、販売運賃や人件費など販管費も増加したことが減益の主因となったとしている。

　来期（26年3月期）の業績予想については、売上高は1,250億円（前期比6.8％増）、営業利益は17億円（同15.6％増）、経常利益は22億円（同14.0％増）、当期純利益は12億円（同15.3％増）で、増収増益を予想している。　

【寺村朋輝】