8日、マルタイ(株)(本社:福岡市西区、川島英広代表)は2025年3月期の決算を発表した。それによると、売上高は96億400万円(前期比7.4%増)、営業利益は6億3,500万円(同77.5%増)、経常利益は6億9,300万円(同65.4%増)、当期純利益は4億8,500万円(同72.0%増)で、大幅な増収増益となった。
決算要因としては、主力の棒ラーメンと皿うどんが価格改定と販売促進策の効果により好調に推移したことに加え、販管費の適正化や原材料調達の効率化も収益を押し上げた。また、政府からの交付金収入が特別利益として寄与し、利益率改善に大きく貢献した。
来期(26年3月期)の業績予想については、売上高は97億円(前期比1.0%増)、営業利益は5億円(同21.3%減)、経常利益は5億5,000万円(同20.7%減)、当期純利益は3億8,000万円(同21.7%減)で、増収も減益を予想している。
佐賀工場のライン増設計画の変更について
また、同日、同社は昨年5月に発表していた佐賀工場(唐津市)の棒ラーメン製造ライン増設計画について、工期を当初予定の2026年7月から27年9月に延長すると発表した。理由としては、建設資材と人件費の高騰を挙げている。
延期となった場合でも、生産能力は日産13.2万食の増強(既存ラインと合わせて26.4万食)で、また、総投資額21億円に変更はないとしている。
【寺村朋輝】
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