宮崎銀行、25年3月期決算 資金運用好調で大幅な増益

 9日、(株)宮崎銀行(本社:宮崎市、杉田浩二代表)は2025年3月期の連結決算を発表した。それによると、経常収益は801億9,200万円(前期比16.4%増)、経常利益は139億4,700万円(同39.6%増)、当期純利益は97億8,400万円(同38.0%増)で、大幅な増益となった。

 決算要因としては、貸出金利息や有価証券利息配当金の増加により資金運用収益が伸長し、役務取引等収益の増加も加わった。資金調達費用や貸倒引当金繰入額の増加により費用も増加したが、それを上回る収益拡大で業績が押し上げられた。

 来期(26年3月期)の業績予想については、経常収益は834億円(前期比3.9%増)、経常利益は152億円(同8.9%増)、当期純利益は104億円(同6.2%増)で、引き続き増収増益を見込んでいる。

【寺村朋輝】

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