九州農政局が22日に公表した『見たい!知りたい!九州農業2025』によると、昨年の九州7県の農林水産物の輸出額は1,619億円(前年比4.2%増)となり、過去最高を更新した。2020年以前は1,000億円以下であったが、近年は大幅に増加しており、増加は4年連続となった。全国でも1兆5,071億円(同3.6%増)と過去最高を更新している。
品目別に見ると、農産物が最多で879億円(同10.8%増)。比率の高い加工食品、畜産品がそれぞれ12.0%、11.8%伸びて牽引した。林産物も252億円(同18.2%増)と伸びた。唯一、前年割れとなったのが水産物で488億円(同10.9%減)。
国・地域別にみると、中国が346億円(同4.4%減)、韓国が248億円(同23.3%増)、米国が244億円(同4.0%減)、台湾が233億円(同12.2%増)で韓国が一昨年の4位から2位に上昇した。
政府は、今年4月の「食料・農業・農村基本計画」で2030年までに農林水産物・食品の輸出額を5兆円とする目標を設定している。
【茅野雅弘】
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