2022年05月19日( 木 )
by データ・マックス

それでも三井住友が受注できたワケ 桜坂大型マンション

 sakurazaka横浜の傾斜マンション問題で、責任が問われている元請の三井住友建設(株)。桜坂3丁目の大型マンション開発で、長らく「未定」となっていた建築施工会社が三井住友建設に決まった。なぜこれだけ世間を騒がせている最中に、その責任を問われている企業が施工を担当することになったのか。


 受注側である三井住友建設にとってみれば、大型案件である。解体工事および設計から請けていたこともあり、当然他社には譲りたくはないはず。一方、発注側である事業主・売主の三菱地所レジデンス(株)と西日本鉄道(株)の間では、傾斜マンション問題を鑑み、施工会社の決定が慎重になったのは間違いない。


 旭化成建材の謝罪会見に遅れること1カ月、三井住友建設が同様の記者会見を開いた。「下請に責任を押し付けている」との批判を招き、元請であるゼネコンの責任が大きくクローズアップされた。しかし、次第に流れが変わっていく。その後、杭打ち工事の大手でも、データ偽装が相次いで発覚したことで、国民の意識には「横浜の件が特別なことではなかった」と印象付けられてしまった。このことで、ゼネコン、三井住友の印象は負の薄まり、報道内容も変わってしまった。この状況を踏まえ、三井住友への発注に踏み切ったのだろう。

【東城 洋平】


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