7日、岡野バルブ製造(株)(本社:北九州市門司区、岡野武治代表)は2025年9月期の連結決算を発表した。それによると、売上高は70億600万円、営業利益は8億6,400万円、経常利益は9億7,900万円、当期純利益は8億2,500万円となり、減収減益となった。
なお、当期は決算期変更にともなう経過期間で24年12月1日から25年9月30日までの10カ月間を連結対象期間とする変則決算となるため、前期比等の増減率は記載されていない。
決算要因としては、バルブ製造部門では、東海第二発電所や柏崎刈羽原子力発電所向けの特定重大事故等対処施設用弁や、上越火力発電所向け弁、さらにはベトナム・シンガポール向け鋳鋼弁など国内外での販売に注力したが、期中の稼働期間が短く、売上高は概ね期初計画どおりにとどまった。一方、メンテナンス部門では、福島第一原子力発電所の廃炉関連工事や、柏崎刈羽・女川・島根など各原子力発電所の定期点検工事を中心に受注が拡大し、売上高は期初計画を上回った。利益面では、バルブ製造部門における採算性の高い部品販売の好調や、廃炉関連工事の増加による利益率改善が寄与したが、政策保有株式売却益や閉鎖工場撤去費用など特別損失を計上した影響を受け、最終的に純利益は8億2,500万円にとどまった。
来期(26年9月期)の業績予想については、売上高88億6,600万円、営業利益9億6,600万円、経常利益10億4,600万円、当期純利益6億8,900万円を予想している。
【寺村朋輝】
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